FIYS的前半戦振り返り

さて前半戦が終了し、プロ野球は明日からオールスター戦を迎える。ということでここまでのヤクルトの戦いぶりを私なりに振り返ってみたい。昨年末に今シーズンのポイントを5つ+1つ挙げていたのでそれに沿って振り返ってみたい。
ちなみにここまでのヤクルトの戦績は、32勝49敗1引き分けの借金17。皆さんご存じの通り、セリーグの最下位に沈んでいる。

年末の時点で挙げたポイント項目について、私なりの採点付き(100点満点)で1つずつ振り返っていきたい。

① 怪我人を極力出さない。
・これに関しては昨シーズンと全く同じものを挙げたいと思います。ヤクルトファンの皆様の中でも「怪我人、体調不良者の減少」を1番のポイントに挙げる人は多いのではないでしょうか?11年シーズン12年シーズンと怪我人、体調不良者が続出してしまいました。来シーズンこそは出来る限りベストメンバーで戦ってもらいたいと思います。

採点 5点

☆今シーズンも結局怪我に泣かされている。というよりも年々ひどくなっていく印象すらある。由規、館山、平井、金伏、雄平、松井淳辺りは今季絶望という長期離脱となってしまった。その他にも主力に怪我人が続出している状態である。おそらくヤクルトの怪我人をまとめたサイトなどもあると思うのだが、あまりのひどさに唖然としてしまう。11年シーズン12年シーズンの反省も活かせていないこともあり、得点を付けるとしても限りなく0点に近い5点を付けるのが精一杯である。最下位に沈んでいる根本的な原因はこの故障者の多さにあると考えられる。 

② 助っ人外国人選手の活躍
・あくまでも優勝を狙うのであれば、助っ人外国人選手の活躍は欠かせません。特にバレンティン、ミレッジの野手2人に関しては、大きく成績を落とすようなことがあれば、チームは下位に沈んでしまう可能性が高くなります。逆に2人とも12年シーズンを上回るような成績を挙げることができれば、他チームにとっては大きな脅威となるはずです。
・バーネット、ロマンに関しても与えられた役割をきっちりこなしてほしいと思います。特にバーネットは13年シーズンもクローザーとして期待されていると思います。少なくとも12年シーズン並みの成績を収めてもらいたいと思います。

採点 75点

☆野手陣に関しては、バレンティンが想像以上の活躍を見せてくれている。怪我で開幕直後は試合に出られなかったが、復帰後は順調に結果を残している。ホームランもすでに32本放ち、3年連続ホームラン王も狙える状況である。時々集中力に欠けるプレーもあるのだが、それを補って余りある爆発ぶりである。
☆ミレッジに関しては、もう少し打率を上げてもらいたいという思いもあるが、怪我人の多いチームの中でいつも元気にプレーする姿が、チームやファンに勇気を与えている。数字以上の貢献度だと感じている。
☆投手陣はバーネットの故障やロマンの不調、シーズン中に獲得したラルーも戦力にならず苦しい状況が続いている。個人的には、この項目は、野手陣に関して焦点をあててたので75点と言う高得点を与えて良いと判断した。


③ 村中、川端が投打の中心選手になる。
・05年高校生ドラフトで指名された2人にはそろそろ投打の主役に躍り出てもらいたいと思います。個人的にはドラフト時から注目していた両選手には球界を代表するような選手になってもらいたいと考えています。
具体的には村中には15勝を。川端には全試合出場しての打率3割を期待したいと思います。非常に高いハードルかとは思いますが、不可能な数字ではないと思います。やってもらわなければ困る二人です。

採点 10点

☆この2人は、前半戦に関しては、期待を見事なまでに裏切ってくれた。村中に関しては、不調でローテーションを守れず、中継ぎに配置転換後も結果を残せず、再び先発に戻ったものの不安定な投球が続いている。4勝6敗防御率4.19という数字以上に内容も悪いので、今後も不安である。今シーズンこそは、エースになってほしかったのだが…
☆川端に関しては、キャンプから怪我をしてしまい、7月に入ってようやく試合に出始めたばかりである。正直言って論外である。採点の仕様がない。復帰後優れたバッティングセンスは見せているので後半戦に期待したいが、まだまだプロで1シーズン戦える身体になっていないのが何とももどかしい。
☆2人とも個人的には大きな期待をかけていただけに非常に残念な前半戦だった。

④ 宮本をベンチに追いやる選手の登場
・宮本の偉大さ、守備の堅実さを考えるとスタメンで起用したいところですが、チームの打順を考えた時に宮本、田中浩、相川or中村の長打があまり期待できない3人が一度にスタメンに顔を揃えてしまうとやはりバランスが悪く感じます。
個人的にはサード川端、ショート川島という並びが良いのでは?と考えていますが、サード上田、ショート川端。サード岩村、ショート川端。サード川端、ショート山田。サード川端、ショート森岡なども考えられそうです。実力で宮本からレギュラーの座を奪取してもらいたいのですが…
個人的には宮本はゲーム終盤にスーパーサブ的存在として起用できれば一番良いのでは?と考えます。

採点 50点

☆川端の復帰によってようやく内野陣の形が見え始めている。しかし宮本を実力で追いやったという感じはなく、宮本の不調によって他の選手にチャンスが回ってきたという感じである。そしてどの選手もレギュラーをつかむことが出来ないでいる。どんぐりの背比べ状態である。それでも川端、川島の三遊間や川端、山田の三遊間が実現しそうな気配は見えてきている。

⑤ 出でよ中継ぎサウスポー
・12年シーズンも最後まで解消できなかった中継ぎ左腕の育成が急務である。12年シーズンは日高が中継ぎで大車輪の活躍を見せたが、個人的には日高は先発で起用してもらいたいと思っている。そうなると期待したいのは、久古、正田、ルーキーの江村、2年目の太田辺りである。こう見るとやはり期待薄である。そうなると13年シーズンも日高を中継ぎで起用するしかないのだろうか?

採点 15点

☆リリーフ陣にサウスポーがいない状態は結局解消されずにいる。昨シーズンフル回転した日高は恐れていた怪我で離脱してしまい、その他の投手も出せば打たれる状況が続いている。久古、正田、江村辺りが時々良いピッチングをすることがあったので一応15点と言う点数は付けたいと思う。この課題は今シーズン中に解決するのはほぼ不可能なのかもしれない。

13年シーズンは以上の5つをポイントに挙げてみたいと思います。
おまけにもう1つ挙げたいのは打順の固定である。最後に優勝した01年シーズンのような戦いぶりが理想的ではないだろうか?

採点 40点

☆私が想像していた打順とは多少違っているが、ここに来てようやく打線が見え始めてきている。怪我人さえ出なければそこそこ戦えるメンバーが揃ってきたと思う。後半戦は、1~6番辺りまでは固定して戦いたいところだ。

昨年末に挙げたポイントを振り返ってみると、やはり最下位に沈んでいるだけあってどの項目に関してもまともな得点を与えられない状態である。私は、別に辛口採点をするタイプではないのだが、年末に挙げた項目に関しては、高得点を与えられる項目は少なかった。
それでも驚くことに3位中日とのゲーム差は4である。投手陣が崩壊状態であり、後半戦も厳しい戦いが続くと思うが、ようやく光も差し込んできたと感じるので、後半戦も変わらず応援していきたい。

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