今日は1回戦屈指の好カード浦和学院対仙台育英のゲームが行われた。私は今大会の優勝候補筆頭に浦和学院を挙げていたのだが、結果は11×ー10という大乱戦で仙台育英がサヨナラ勝ちした。ヤクルト戦と重なってたため、チラチラとしか見れなかったのだが、注目していた小島投手の事を中心にブログに記しておきたい。
浦和学院ー仙台育英の試合は1回戦屈指の好カードと言われていたが、私の中では浦和学院が全てにおいて少しずつ仙台育英の戦力を上回っているのでは?と感じており、小島を擁していることを考えると浦和学院が1回戦で敗退することは考え辛いかな?と思っていた。
しかしである。先日ブログにも書いた安定感抜群の打たれない2年生サウスポー小島が初回から崩れた。全く制球が定まらず押し出し四死球含む6失点。まさか小島がこんな崩れ方をするとは思ってもみなかった。小島が崩れるとしたら、勝ち進んで体力的に厳しくなってからなのでは感じていたのだが…
そんな小島は2回以降も終始コントロールに苦しんだ。私はもちろん甲子園での小島しか見ていないのだが、こんなに調子の悪い小島を見ることになるとは…
浦和学院はその後、一度は逆転し10-6とリードを広げるのだが、6回に味方のミスもあり、同点に追いつかれてしまう。それでも小島は投げ続け、結局8回2/3で182球を投げ、被安打9与四死球9の11失点という結果が残った。最後は足がつった中での涙の降板となった。
さてなぜ今日この記事を書こうと思ったかと言うと、敗戦投手となった小島投手に高い将来性を感じたからだ。上記の通り、今日の小島は非常に調子が悪かった。しかしである。センバツに比べ球威は増しており、ボール球のストレートに仙台育英の打者がスイングを繰り返すという場面が何度も見られた。いい意味で力感のないフォームからしなやかな腕の振りで放たれるボールはやはり超高校級である。プロ注目の仙台育英の4番打者上林を完璧に封じたところにも小島の凄さを感じたし、8回の無死満塁からの三者連続三振など調子が悪いなりに見所のある投球だった。
まだまだ身体の線は細いが、これからの1年でどんな投手に成長して行くのか非常に楽しみである。今日はコントロールに苦しみストレートに頼らざるを得なかった投球だったが、本来は変化球含めて総合力で勝負する投手である。
しっかり休んでまた来年甲子園に返ってきてほしい。
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