ヤクルト8-3巨人
3回までは澤村に完璧に抑え込まれていたのだが、4回に打ち崩し、相川、バレンティン、バレンティンの3発で試合を決めた。巨人との神宮でのゲームはこれで負けなしの5連勝!(全く意識していなかったので驚きました。)
先発の石川は、7回1/3で113球を投げ、被安打10(被本塁打1)与四死球2の3失点と言う内容だった。数字だけ見ると良くないように感じるかもしれないが、調子自体は良かったのではないだろうか?被安打も10本許してしまったのだが、不運な当たりやまずい守備も目に付いた。その中で良く投げたと思う。2回に矢野にホームランを許してしまったのは余計だったが、1回、3回のピンチを防いだのは大きかった。4回~7回まではアンラッキーなポテンヒット1本以外はスイスイと巨人打線を抑え込んだ。5回以降に関しては味方の大量援護もあって石川らしい両コーナーを広く使う投球が冴えわたっていたように感じる。欲を言えば8回までは何とか投げ切って欲しかったのだが、ロペスにタイムリー内野安打を許し、なおも1アウト満塁と言う場面で降板となってしまった。
個人的にはまだ石川のボールが極端に悪くなった印象もなかったため続投したほうが良いのでは?と思ったのだが、2番手の山本哲が亀井、高橋由をしっかり打ち取り、内野ゴロの間だけの1点のみに防いだので、結果的にはこの継投は当たった形となった。点差があるもののランナーが溜まった難しい場面での登板となった山本哲だが、きっちり仕事をしてくれた。好救助である。
打線は、3回までは全く打てる雰囲気がなかったのだが、4回に突如繋がる。先頭の比屋根がヒットで出ると、上田内野ゴロの後、川端にタイムリーが飛び出しまず1点。バレンティンがヒットで繋ぐと今日も5番で起用されたユウイチがタイムリーを放ち逆転に成功すると続く相川には3ランホームランが飛び出し、5-1と点差を広げる。今日はこの相川の3ランホームランが大きかった。この3ランで石川ー相川のバッテリーは慎重さの中にもより大胆な配球が可能になったのではないだろうか?非常に大きな一発だった。
そして5回、7回には昨日に続いてバレンティンに2本のホームランが飛び出した。45号、46号と言うことで、ペタジーニと岩村が持っていた44本と言う球団記録を塗り替えた。飛ぶボールの時代だったが、岩村が44本打っていたというのは、知ってはいたものの何か信じられない気持ちにもなる。ちなみにホームランの数ではペタジーニを上回ったバレンティンなのだが、個人的にはまだまだペタジーニの存在感には及ばないかな?と思っている。やはりチームの勝利に繋がる一打と言う意味ではペタジーニに分があるように感じている。(個人的な印象論ですが…)
それでも今年のバレンティンは過去2年に比べて成長が感じられる。もちろん低反発球の変更と言うものが大きかったという部分もあると思うのだが、過去2シーズンにあったような長いスランプがなく、集中力がキレかかっても何とか持ち直している。ボール球にも以前よりは手を出さずに我慢できる姿が増えてきたと思う。それでもチャンスや接戦の場面では力んでしまう場面も多くみられる。(これは畠山ら他の打者にも責任はあると感じるが…)
まあ先日の阪神戦での満塁の場面での三振について触れた時にも書いたのだが、流石にこれ以上を求めるのは酷ですね。
こうなれば是非王貞治氏、ローズ氏、カブレラ氏のシーズン55本の本塁打記録を更新してもらいたい。私はチームの勝利を優先して応援するタイプの人間だと思っているが、今のチーム状況ではバレンティンがホームランを打つことが最もチームに勢いを付けることに繋がると思う。55本と言わずに60本くらいを目標にしてもらいたい。とにかく怪我だけには気を付けて頑張ってもらいたい。そしてこのバレンティンの勢いを借りながらチームもCSラインに浮上していきたい。
P.S 巨人の寺内がここ2試合上手いバッティングを見せていますね。阪神の大和についても以前同じことを書いたと思うのですが、インコースの捌き方が上手いですね。何か掴んだのかもしれませんね。
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コメント
この2試合に限ってだけですと、首位独走チームと最下位独走チームとが反対みたいな試合内容でしたね!先週の阪神戦で今年の最下位確定を覚悟した私ですけれども、今はまた3位ゲットの夢を見ています!そのためにもまずは木谷・小川が連勝に続くことを信じたいです。ところで、燕時代のペタジーニはいい選手でした…。でも、あの頃はラミレス、古田、池山、稲葉などほかにも頼れる打者がいましたよね…。だから相手投手は気が抜けなかったハズです。その意味で私は「バレンティンしかいない」という状況下で、ここまで打ってくれているなんて、バレンティンはペタジーニどころか、元阪神のバース以上かもしれないと思っています。ここまで来たら、60ホーマーだけでなく三冠王もゲットしてほしいです。あと、大リーグに行く前の岩村は本当に凄かったですよね!なにしろ池山からショートを奪ったぐらいなのですから!たまに守ったセンターでもナイスプレイが少なくなかったですし。大リーグにさえ行っていなければ、岩村は間違いなく燕史上最強の日本人4番打者になっていたでしょう。…そのイメージが未だに強いので、私は5番は岩村に打ってほしいと考えてしまうのでしょう…。
この2試合に限ってだけですと、首位独走チームと最下位独走チームとが反対みたいな試合内容でしたね!先週の阪神戦で今年の最下位確定を覚悟した私ですけれども、今はまた3位ゲットの夢を見ています!そのためにもまずは木谷・小川が連勝に続くことを信じたいです。ところで、燕時代のペタジーニはいい選手でした…。でも、あの頃はラミレス、古田、池山、稲葉などほかにも頼れる打者がいましたよね…。だから相手投手は気が抜けなかったハズです。その意味で私は「バレンティンしかいない」という状況下で、ここまで打ってくれているなんて、バレンティンはペタジーニどころか、元阪神のバース以上かもしれないと思っています。ここまで来たら、60ホーマーだけでなく三冠王もゲットしてほしいです。あと、大リーグに行く前の岩村は本当に凄かったですよね!なにしろ池山からショートを奪ったぐらいなのですから!たまに守ったセンターでもナイスプレイが少なくなかったですし。大リーグにさえ行っていなければ、岩村は間違いなく燕史上最強の日本人4番打者になっていたでしょう。…そのイメージが未だに強いので、私は5番は岩村に打ってほしいと考えてしまうのでしょう…。
ヤクルトの逆転を久しぶりにみた気がします。私は巨人はい、キライなチームですが、バレンティンに正々堂々と挑んだピッチャーの姿勢は認めたいと思います。まあ、貯金が山ほどある余裕と言ってしまえば終わりですが(笑)
あの試合で1番印象に残ったのは、高橋由伸の顔が老けた事です。ハッキリ言ってオジさんになってしまいましたね。あの時、高橋由伸は、ほぼヤクルトに入団が決まっていたというではないですか!
もし、彼がヤクルトに居たら‥‥考えてみると興味が湧きます。
> 久保田さんへ
今日の広島戦での負け方を見ていると3位は厳しいかもしれませんね。
バレンティンについては周りの打者に恵まれていない部分はありますよね。それでもこれだけの成績を挙げられるのは驚異的ですね。
池山はまずは宮本にショートを奪われ、その後岩村にサードを奪われたんですよね。今思うと最高の形での世代交代でしたよね。
岩村は三拍子そろった素晴らしい選手でしたね。今でもまだ老け込む歳ではないと思うのですが…打撃でもう少し結果が欲しいですね。
> ぽんたさんへ
高橋由伸は巨人、ヤクルト、西武での争奪戦だったように記憶しています。逆指名会見前日まではヤクルトが有力と言われていましたよね。あの頃のヤクルトには華がありましたからね。
まさかの巨人逆指名は良く覚えています。ヤクルト高橋由伸も中々似合っていたんではないでしょうか?時の流れは速いですね。