小川急ブレーキ…CS争いからも脱落か…

ヤクルト2-9広島

小川に関しては、ここ2試合好投したものの勝ち投手になれず、今日に関しては嫌な予感を抱いていたヤクルトファンも多かったのではないだろうか?それにしても3回で6失点KOと言う崩れ方をするとは思わなかった。大敗である。

試合を見ていないので分からない部分もあるのだが、小川の調子はここ数試合の調子とそれほど変わらなかったのではないだろうか?しかしここまで小川にやられ続けていた広島打線が小川の事を良く研究していた。試合後の小川のコメントに「変化球にすべてついてこられていた。相手の仕掛けてくるタイミングが早く、後手後手に回る投球になってしまった。」とあるように早めの仕掛けでリズムを崩されてしまった。
早いカウントから積極的にスイングしてくる広島打線を止めることが出来なかった。ここまで見事な投球を見せてくれていた小川ー中村の若手バッテリーだったが、今日は広島にきっちり攻略されてしまった。
まあプロの世界と言うのはこういうものなのだろう。また次に対戦するときはヤクルトバッテリーも違った投球を見せてくれるに違いない。ここまでの快進撃はルーキーという利点も活かしての事だったと思うので、研究され始めてからどこまでの投球が出来るかが大事になってくるだろう。
ちなみに私はそんなに心配していない。と言っても夏場のこの時期を踏ん張った後で身体に反動が出てきてしまうことに関しては心配もあるのだが…今までと同じ質のボールが投げられるようなら研究されても対応できる投手だと信じている。
小川の新人王、最多勝に関してはヤクルトファンの数少ない楽しみだけに頑張ってもらいたい。

打線に関しては、1回3回のチャンスで合計1点しか奪えなかったのが全てだった。小川が3回で6点を失ってしまったため、その後安定感のあるバリントンを打ち崩すことは難しかった。
バレンティンにもあたりがなく、ユウイチの2本のタイムリーが数少ない見所だった。

今日のタイトルにもしたのだが、これで3位広島とのゲーム差は7となった。CS進出に向けては非常に厳しくなったと言わざるを得ないだろう。そこでこれからの野手陣の起用法をどうしていくのか気になる所である。

バレンティンは身体面の負担を減らすためにレフトでの起用となっているが、勝つためには得策ではないだろう。それでもバレンティンにはホームラン記録が掛かっているため、バレンティンを優先しての起用は仕方ない。そうなると来シーズン以降に向けた起用法をしていった方が良いのかもしれない。
しかしである。今のヤクルトは、投手陣にしろ野手陣にしろ精一杯の戦い方をしているため、試したい選手も少ない状況である。
野手陣に関しては、ミレッジがいない中で1番比屋根、2番上田が機能してきている。来シーズンこの2人を同時に起用するためには、どちらかが内野にコンバートしなければならない。もしくはミレッジ、バレンティンのどちらかがファーストに回らなければならない。守備位置の事まで考えていると大変なので、まずは守備位置は後に置いておいてこの2人の1,2番がどれほど機能するか見極める必要がありそうだ。

また山田に関しても我慢してセカンドで起用し続けているが、このままで行くのかもしくは守備には目を瞑ってショートでの起用も考えていくのか検討しなければならない。バランスの悪い野手陣の調整は思った以上に難しい作業になりそうである。

P.S 宮本が引退を表明したようですね。今思うと一昨年のシーズンと昨シーズンのどちらかで優勝できなかったのは痛かったですね。宮本が引退してしまう前にもう1度優勝しておきたかったのですが…
宮本関連の記事に関しては、今後また書いてみたいと思います。

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