ヤクルト２－３阪神
苦しい戦いが続いている。昨日のブログにはオープン戦のようなつもりで試合を観戦した方が良いのかもしれない。というようなことを書いたが、やはり公式戦は最後まで勝利を目指して戦ってほしい。しかし今日もミスが多く、勝てる試合を落としてしまった印象だ。今日は途中からテレビ観戦できたのだが、ストレスが溜まるゲームとなってしまった。
投手陣は、八木ー山本哲ーバーネットー石山と勝ちパターンで繋いで、合計１５個の三振を奪ったのだが、３点を失い、ゲームには敗れてしまった。
先発の八木は、６回０/３を投げて、被安打８（被本塁打１）与四死球３の３失点で負け投手となってしまった。今日はヒットでランナーを溜めながらも良く粘っていたと思う。しかし三振を９つ奪ったことからも分かるようにボールはそれなりに走っていてもこれだけヒットを打たれてしまうのは、まだまだ慎重さ、細かいコントロールが足りないということなのだろう。特に７回の勝ち越し点を奪われるきっかけとなってしまったピッチャースタンリッジに打たれたヒットは頂けなかった。良いボールを投げていたとしても中々勝ちが転がり込んでこない状態が続いている。今日も味方が追いついた直後に失点を重ねるなど、先発投手として防がなければならない失点が多いことが八木の課題である。それでもここまで開幕から先発ローテをしっかり守り、ストレートで勝負できる魅力的な投球を披露している八木だけに今シーズンに関しては、強く責める気にはなれないが、来シーズンはもう１ステップ上の投球を期待したいものである。今日で個人成績は５勝１０敗となりついに２ケタの黒星に到達してしまった。それでもシーズン後半のこの時期になってもそれなりのボールを投げられているということは素晴らしいことだと思う。後３試合くらいの登板になると思うのだが、最後までローテをきっちり守り抜いてほしい。残り試合全て勝ち投手になってもらいたいものである。
リリーフの３人は３人とも今日は調子が良かったのではないだろうか？山本哲は新井貴に勝ち越し犠牲フライを浴びてしまったものの、ストレートの威力は充分だったし、バーネット、石山もボールの威力は充分感じられた。石山に関しては、ボールが走っているにも関わらず満塁のピンチを招いてしまった所に若さを感じるが、石山もルーキーイヤーながらシーズン終盤になっても素晴らしいボールを投げ込んでくれている。まだまだ勢い任せのピッチングだが、そんな部分も含めて石山の魅力である。
野手陣は相変わらず得点を奪うのが下手である。今日の２得点はユウイチのホームランとユウイチのヒットの後、スタンリッジのエラーで得たチャンスを武内がヒットで返した２点止まりである。２点目はヒットと相手のミスで得たチャンスでタイムリーが飛び出すという良い形での得点だったのだが、接戦の終盤でことごとくチャンスを逃してしまった。
特に７回は先頭の森岡がヒットで出ると続く代打三輪が強攻策で繋ぎ、０アウト１，２塁のチャンスを作ったのだが、山田がバントを失敗してしまい、続く上田のヒットで得点に結びつけることが出来なかった。そして１アウト満塁のチャンスでは川端がカウント３－０まで持っていくものの、結局３－１からの５球目を詰まらされてしまい、セカンドゴロゲッツーに倒れてしまった。１イニングにヒットが３本出ても無得点、下位打線で繋いで満塁でクリーンアップを迎えても無得点というところが今季のヤクルトを象徴しているように感じた。
９回も先頭の相川がヒットで出たのだが、川島の送りバント失敗と盗塁失敗で同点のチャンスを迎えることすらできなかった。山田も川島も立ち位置としてはきっちりバントを決められるようになってもらわなければ困る選手である。バントに関しては、練習によって上手くなる技術だと思うのでしっかり練習してもらいたい。今シーズンの課題を来シーズンまでに克服してもらいたいものである。
「今日のバレンティン」
４打数０安打
ということで完璧に抑え込まれてしまった。１打席目のセンターフライは手応えがあったのかガッツポーズも飛び出したのだが、打球はフェンスの手前で失速しスタンドインはならなかった。５６本目が出るまではバレンティン自身に大きなプレッシャーがのしかかるのだろう。今日思わず飛び出してしまったガッツポーズにバレンティンの焦りのようなものが見え隠れしていたように思う。早く新記録を達成してもらいたいものである。
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