ヤクルト10-3巨人
巨人に勝てば嬉しいのですが、やはり完全な消化試合だっただけに喜びも半減と言った感じでしょうか?今日の試合のトピックスは①バレンティンのスランプと退場②内海に黒星を付けた③山田今季初ホームラン④石川完投⑤藤本現役引退辺りでしょうか?
①まずバレンティンに関しては、完全にイライラが溜まっていますね。今日は第4打席にインコースのストレートで見逃し三振に倒れた際に審判に暴言を吐き退場となってしまいました。テレビで見れてはいないのですが、1打席目にもインコースのストレートを見逃し、ストライクを取られた際に判定に不服そうな態度を示したとのことだ。私が見た限りでは4打席目の三振については、暴言を吐くようなボールではないように感じた。それだけボールが見えていないということだろう。ホームラン記録が迫る中で勝負を避けられることが多かったため、インコースのストレートの意識が薄れているのだろうか?シーズン最終盤に来てバレンティンの悪い部分が一気に噴き出してきている。(まあチームとしての目標を失ってしまっているので仕方ない部分もありますが…)首脳陣も注意しきれない部分があるのかもしれませんね。
②3年連続最多勝を狙う内海を打ち崩したことについては、評価したい。昨日はメッセンジャーの前に今シーズン5敗目を喫してしまったのだが、今シーズンはこの内海にもほぼ完璧に抑え込まれてきた。個人的にはそんなにヤクルトが苦手としている印象がなかったので意外だったのだが、その内海を今日はしっかり攻略した。消化試合とは言え、内海は最多勝に向けて絶対に負けられないゲームだったはずだ。ヤクルトとしてもルーキー小川の最多勝争いのライバルとなっている内海に勝ち星を与えるわけにはいかないゲームでもあった。内海の調子は明らかに悪かったが、5回途中までで11安打で9得点の攻撃は見事だった。
③山田がようやく今シーズン初ホームランを記録した。昨シーズンのプロ入り初ホームランも内海からだったため、今の所プロ入りして放ったホームランは内海からのみである。今日は素晴らしい当たりだったが、今シーズンの山田は「大きいのは捨てた。」とのことでここまでホームランがなかった。その分、ボールの見極めが良くできるようになってきたように感じるのだが、山田にはスケールの大きな選手になってもらいたいだけに長打も捨てないでもらいたい。山田にしろ上田にしろこじんまりとした選手になってしまっては魅力半減である。個人的には2人とも1番や3番を打てる打者に育ってもらいたいと感じている。そういった意味では今日のホームランは来シーズンに繋がるホームランとなったのではないだろうか?
④石川は、大量点に守られて9回で117球を投げ、被安打9無四球の3失点で完投した。今シーズンは怪我でローテーションを外れるなど苦しいシーズンになってしまっただけに、今日は意地で完投したといった所だろう。この完投こそ消化試合のものであり、普段の試合の完投勝利とは意味合いは違うのだが、気持ちは伝わる完投だった。小川と言うスーパールーキーが現れたものの、来シーズン同じような活躍が出来る保証はない。そんななかでこの石川にはまだまだ老け込んでほしくない。来シーズンはエースの座を奪い返すつもりでシーズンに臨んでほしい。
⑤藤本敦士選手が今日の試合で現役最後の打席を終えた。先日古巣である甲子園球場でも代打で登場し、今日は現在の本拠地神宮球場での打席となった。結果は三振だったが、「お疲れ様」と声を掛けたい。個人的には阪神大震災があった年のセンバツでのサヨナラエラーが印象に残っていたため、阪神に入団した時「あの育英高校の藤本か。」と驚いたことを覚えている。阪神ではきっちりレギュラーを獲得し、アテネオリンピック代表にも選出された。阪神ファンに非常に愛された選手なのではないだろうか?小さな体でも精一杯プレーする姿は、身体の小さい少年球児達の手本になったのではないだろうか?「本当にお疲れ様でした。」
P.S 元ヤクルトの石井一久も引退を表明しましたね。機会があればまた石井一久についても記事を書けたらと思っています。ヤクルトのサウスポーでは数少ない力でねじ伏せるタイプの素晴らしい投手でしたね。
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