少し遅くなってしまいましたが、9月22日に巨人が2年連続35度目のリーグ優勝を決めた。巨人ファンの皆様おめでとうございます。昨シーズンはヤクルト戦で優勝が決まりこのブログでも「巨人ファンの皆様優勝おめでとうございます」というタイトルでちょこっと記事にしている。
その時に今年は原監督のやりたかった野球の集大成のようなシーズンだったのでは?ということを書いたのだが、まだまだ巨人というチームは成長している印象だ。
仕事もあり、ヤクルトのことを追うことで精一杯であり、昔に比べ巨人についてはうとくなってしまっているのだが、簡単に今年の巨人というチームを振り返って見たい。今の巨人はとにかく阿部中心のチームであることは間違いないだろう。昨シーズンはこの阿部に坂本、長野を加えた3人が猛威を振るっていた。逆に言えばこの3人を抑えれば何とか戦えるかな?という印象もあった。しかし今シーズンは統一球の変更もあり、この3人以外の打者も怖い存在になっていた。阿部はともかく正直昨シーズンに比べて坂本、長野に関しては成績が下がっており、昨シーズン程の怖さを感じなかった。それでも強力打線は健在だった。村田がここまで打つとは思わなかったし、ロペス、ボウカーの助っ人もしっかり結果を残していた。そこにベテランの高橋由などがいて、控えにも勝負強い矢野や足のスペシャリスト鈴木、藤村が控え、セカンドは寺内や脇谷、中井、立岡などが激しくレギュラー争いを繰り広げていた。その他にも橋本など若手がどんどん育っている印象がある。
投手陣も先発の内海、杉内、菅野、リリーフの山口、マシソン、西村は強力だった。特に後ろの3枚は12球団1の強力な布陣なのではないだろうか?山口は毎年コンスタントに活躍し続け、中日の岩瀬のような存在になりつつあるし、マシソンは圧倒的な球威で打者をねじ伏せるリリーフ投手にうってつけの存在になっている。そして西村はコントロールが良く、簡単には崩れない。この3人がいることによって、他の投手を育てながら戦うことができている。これは驚異である。
巨人という球団が以前の巨人とは様変わりしている。育成と補強の充実、勝利と育成の両立が成り立っている。これはチームを一つにまとめた原監督の存在が大きいと感じている。原政権があと何年続くか分からないのだが、原監督が退いた後も原イズムの継承が出来るのならば、黄金期はしばらく続きそうである。以前サッカーのバルセロナの記事を書いて巨人がこういうチーム作りをし始めたら物凄いチームになってしまうのでは?ということを書いたのだが、そんなチームになりつつある。
物心がついた頃からのヤクルトファンの私にとっては巨人は大嫌いなチームなのだが、昔のようなお金にものを言わせてやたらめったら補強して戦う突っ込みどころ満載のチームではなくなっている。この巨人を倒すことは容易ではないだろう。
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