ヤクルト2-2広島(延長12回)
今日から神宮でのゲームは、「宮本慎也ファイナルシリーズ」と銘打って試合が行われる。ヤクルトにとっては簡単に負けるわけにはいかないゲームである。審判の判定に助けられた感はあったが、終盤によく追いついた。それにしても川端のホームランはいつも綺麗な弾道でほれぼれしてしまう。ナイスバッティング!
今日も試合は見ていないのだが、来シーズンに向けては収穫のあるゲームだったのではないだろうか?特に先発の木谷は良く投げてくれた。
まだまだ先発投手としての経験不足は否めないのだが、それにしても徐々に安定感が出てきているように感じる。今日は、7回1/3を投げて被安打6与四死球2の2失点という結果が残ったのだが、7回まで味方打線が無得点で抑え込まれる中で木谷も良く粘ってくれた。7回までは広島打線を散発の4安打無失点に抑えて見せた。終盤戦になってから先発での起用が続いているがここまで良く投げていると思う。
ストレートは数字以上に威力があり、フォーク、スライダーのキレ、コントロールもまずまずなのではないだろうか?先発をしてもそこそこ三振が奪えるところも魅力的である。まだまだ伸びしろがありそうなだけに来シーズンに大きな期待をかけることが出来そうだ。
今日の投球に関しては、失点してしまった8回は抑えが利かなくなり球が高めに浮いてしまっていたが、それまでは安定した投球をしていたのではないだろうか。細かいコントロールはまだないと思われるが、どの球種でもストライクが取れるので、1軍でも通用する最低限のものは身に着けていると思われる。球数も意外と多くならないのでこれからもう少しコントロールを磨けば先発として長いイニングを投げられるタイプの投手になるのではないだろうか?もう少し安定感が出てくれば元ヤクルトの吉井理人投手のようなタイプの投手になれるのではないだろうか?楽しみな素材である。
リリーフ陣は、8回の登板した久古、バーネットはきっちり抑えることはできなかったが、その他の投手は良く粘ったと思う。石山、山本哲、ロマンと力のあるボールを投げ込んでいた。ロマンは来シーズンどうなるか分からないが、個人的にはもう1年残しても良いかな?と感じている。助っ人外国人投手ならではのタフな使われ方をしているが、日本人投手にこういった便利屋的に投げられる投手は中々いないだろう。そういう意味では貴重な戦力になり得る存在である。
打線はわずか5安打に終わってしまったが、8回に2点を先制された後でよく追いついてみせた。正直2アウトからの上田の内野安打はアウトっぽかったのでラッキーな面はあったのだが、次打者川端の同点ホームランは見事だった。横山のストレートに力負けせずきれいな弾道でライトスタンドに運んでみせた。川端のライトへのホームランにはいつもほれぼれしてしまう。無駄のないシンプルなスイングで相手投手のボールを打ち返す姿は美しささえ感じる。来シーズンは、何としても1シーズン通しての活躍を期待したい。
そして宮本は、今日は途中から出場し、3回打席に立った。12回2アウトからの最後の打席できっちりヒットを打ってみせた。やはり2000本安打達成者のバッティング技術は素晴らしい。最後までファンを楽しませてほしい。
「今日のバレンティン」
3打数0安打1四球
身体の調子も心配であるが、守備ではスライディングキャッチを見せるなど最低限の動きは見せてくれている。それでも今シーズンで最も苦しい状況にあるのは間違いないだろう。明日のDeNA戦相手は勝負してくるのだろうか?
P.S 広島の菊池の守備は凄いですね。日本の二塁手は上手いタイプの選手が多かったと思うのですが、この菊池は身体能力を活かした物凄い守備をしますね。無理な体勢からでも強い送球ができるのが特徴でしょうか?日本人の二塁手像を変えるようなプレーヤーになってもらいたいですね。
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