ドラ1 12人は誰だ?そしてヤクルトの戦略は?

ドラフト

先日のドラフト関連のコメント募集の記事に「かんかん」さん、「ユウ」さん、「イツチ」さんからコメントを頂きました。ありがとうございます。そのコメントを受けまして今日は、ドラフト1位で指名されるのは誰か?という部分とヤクルトの戦略はどうなる?ということについて書いてみたい。

まずはドラフト1位で指名される12人についてなのだが、今年の場合これが中々難しい。不作と言ってしまえばそれまでなのだが、各球団の戦略や意図がよく分かるドラフトになるのではないだろうか?

ちなみに去年のドラ1は…
DeNA        外れ1位白崎内野手(駒大)
オリックス    外れ外れ1位松葉投手(大体大)
阪神    1位(4球団競合)藤浪投手(大阪桐蔭)
ロッテ 外れ1位(2球団競合)松永投手(大阪ガス)
広島      外れ外れ1位高橋外野手(龍谷大平安)
楽天     1位(2球団競合)森投手(東福岡)
ヤクルト       外れ1位石山投手(ヤマハ)
ソフトバンク 1位(3球団競合)東浜投手(亜大)
中日           1位福谷投手(慶大)
西武  外れ1位(2球団競合)増田投手(NTT西日本)
巨人           1位菅野投手(東海大)
日本ハム     1位大谷投手・外野手(花巻東)

この12名である。元々前評判の高かった藤浪、東浜にそれぞれ4球団、3球団が競合し、広島が単独で狙った森を楽天も指名するという展開になった。巨人を逆指名していた菅野、日本ハムが強行指名した大谷以外では中日が福谷を単独で獲得に成功した。
中日の福谷は別だが、藤浪、東浜、森、菅野、大谷は去年のドラフトの目玉的な存在だったと思う。それだけに抽選に外れたチームはそれぞれ苦しみながらも意図を持った指名を行っていた印象だ。松永、増田辺りは上位指名が噂されていたが確実に1位という報道がなされたのはドラフトが直近に迫ってからだったように記憶しているし、石山は本当にギリギリでいきなり名前が挙がってきた印象だ。松葉、白崎、高橋に関してはもしかすると2位でも取れた選手かもしれないが、チーム事情もあってオリックス、DeNA、広島が優先的に指名した印象がある。(オリックス、広島は外れ外れ1位だったため選択肢が限られていたが…)
ということでドラフトギリギリまで1位指名も読めない部分がある。今年は去年以上に読みにくそうだ。

まず確実に1位で消えそう選手を挙げてみたい。
松井投手(桐光学園)、大瀬良投手(九州共立大)、吉田投手(JR東日本)、森捕手(大阪桐蔭)
まずはこの4選手は間違いないのではないだろうか?

次にこの4人に次ぐ選手を挙げてみたい。
杉浦投手(国学院大)、渡邉内野手(東海大甲府)、東明投手(富士重工業)、浦野投手(セガサミー)
この4人もほぼ1位で消えるかな?という印象だが、正直分からない。意外と2位まで残る選手もいるのかもしれない。

この次に続きそうなのは…
秋吉投手(パナソニック)、岩貞投手(横浜商科大)、石川投手(東京ガス)
辺りだろうか?これでまだ11人である。

その他と言うと…
内田捕手(常総学院)、園部内野手(聖光学院)、上林外野手(仙台育英)、小林捕手(日本生命)、柿田投手(日本生命)、九里投手(亜大)、白村投手(慶大)、岡本投手(かずさマジック)、岡外野手(明大)、梅野捕手(福岡大)辺りも名前が挙がるだろうか?

正直最初に挙げた4人の選手以外は、チーム事情によって指名する選手が変わってきそうである。もしかするとここに名前を挙げていない選手でもここからドラフトに向けて一気に名前が挙がってくる選手がいるかもしれない。やはり去年以上に読みにくそうだ。

さて、ここからはせっかくコメントも頂いているのでヤクルトのドラフト戦略(今日の所は1位2位)について書いていきたい。
まずは、1位入札で松井を選ぶか大瀬良を選ぶかが大きなポイントである。ここに関してのコメントは頂いていないのだが、最近抽選で勝てていないのでヤクルトファンの方々は松井、大瀬良を獲得できるイメージが湧かないのかもしれない。正直私も厳しいだろうなという気はしているのだが、こればかりは分からない。
ポイントとしては、松井に何球団が入札するか?ということと大瀬良を単独で狙えるのか?という2点だと思う。これもまだ読めないのだが、松井入札は3~6球団の間くらいだろうか?そして大瀬良を単独指名ということは流石にないだろう。
となると正直どちらを指名して欲しいか?というのは各々の好みの問題になってくると思う。私は、ボールのキレと魔球と言っても良いようなスライダー、カーブを持つ松井の可能性に賭けてほしい気持ちが強い。皆さんはどう感じているだろうか?

ここからは外れ1位もしくは2位指名について触れていきたい。コメントで頂いた中では、渡邉(東海大甲府)の評価が高いようだ。2位で残っていたら最優先で指名して欲しいのだが、私の予想では確実で1位で消えてしまうと思う。
それではもし1位指名を外した場合外れ1位で狙うのはどうだろうか?個人的には「あり」である。ここら辺は、ヤクルトのスカウト陣が渡邉をどう評価しているか?ということと現有戦力とのバランスで考えることになるだろう。実力的には2010年のドラ1山田、11年のドラ1川上より完成度は上だと思う。渡邉はそこにスピード感もあるということに大きな魅力を感じる。優先すべきは投手なのは間違いないが、この渡邉素材としては超一級品だと思う。

あくまで1位は投手で。ということならば私は、秋吉(パナソニック)を推す。秋吉に関しては、2位で残っている可能性もあると思うのだが、現在のヤクルトにいないタイプの変則サイドスローの好投手だけに優先的に狙っても良いと考える。細かいコントロールに課題が残るといった寸評も目にするのだが、それなりに試合を作れるのも秋吉の特徴である。プロでも十分に期待できると踏んでいる。
藤田太陽を自由契約にしたのも秋吉獲得の追い風になりそうだ。

今日の所は、できれば1位2位で投手2枚(少なくとも1人は即戦力)もしくは渡邉+即戦力投手の指名を推奨しておきたい。
まあドラフトは色んな楽しみ方があるのでそれぞれ楽しんでみて下さい。

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コメント

  1. でぶちゃん より:

    1位は投手でしょう。それも即戦力!大瀬良が獲ればいいのだが、杉浦も捨てがたい、ここ数年スワローズは1位指名を事前に公表していた、今回は絶対に止めてほしい、一昨年の高橋周、昨年の藤浪、公表してしまい獲得を他球団に阻止されてしまった。ドラフトは自軍の戦力補強も大事だか、ライバル球団にその選手は行くと不味い(その球団のウィークポイントが埋まってしまう)為に予定の指名を変更する場合があるらしいです。(日本ハムのやり方は間違っていないし、セリーグの各球団は読売の単独指名を指を咥えて観てはいけない)
    2位指名はショートの指名を希望します。JR東日本の田中はお薦めです(守備だけなら直ぐに使えます。左打ちでチームバランス的にもOK)。今朝の新聞で見たのですが元ブルージェイスの川崎が来期まだ所属先が決まって無いらしい、去年松井に声をかけたスワローズフロント(すでに引退に意志が固かった為断られた)ダメもとで動いてみては・・・。

  2. FIYS より:

    > でぶちゃんさんへ

    昨年は、ドラフト2位に注目というコメントを頂きましたが、2位の小川は大活躍でしたね。ずばりでしたね!

    今回もコメントありがとうございます。でぶちゃんさんは、1位即戦力投手派ですね。この考え方を持っているヤクルトファンの方々も多いでしょうね。
    杉浦はここのところ調子が上がらないようですが、フォームを見ると大きな身体を持て余すことなく使えているように見えますね。外れ1位候補ですかね?

    2位で田中広輔は今あまり現実的ではないのかな?というのが私の印象ですが、高校時代からセンス抜群の選手でしたよね。どちらかというと派手で華やかな選手という印象があったのですが、大学、社会人と経て雰囲気が変わったのですかね?
    私は、どちらかというと川崎の方が気になりますね。もし日本球界に復帰する希望があるのなら狙ってもらいたいですね。チームにとっても川崎にとってもプラス面が大きいように感じます。宮本とはタイプは違いますがリーダーの素質もありますよね!

    1位指名公表はある意味戦略なんでしょうけど上手く行っていませんね。藤浪はともかく高橋周平に関しては、公表していなければもう少しドラフトの流れが変わったかもしれませんね。

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