プロ野球の日本一を決める「コナミ日本シリーズ2013」(7試合制、4戦先勝方式)は3日、仙台市の日本製紙クリネックススタジアム宮城で第7戦を行い、パ・リーグ優勝の東北楽天ゴールデンイーグルスがセ・リーグを制した巨人に3-0で勝ち、対戦成績を4勝3敗として、球団創設9年目でのシリーズ初制覇を成し遂げた。
(毎日新聞引用)
まあ素晴らしい日本シリーズだったのではないでしょうか?東北楽天ゴールデンイーグルスの選手、首脳陣、関係者そしてファンの皆様日本一おめでとうございます。
シリーズ前に「田中将大と則本昂大はR.ジョンソンとC.シリングに成り得るか?」という記事を書き、この2人のフル回転が楽天日本一の条件かな?といった主旨のことを書いたのだがやはり2人ともに3試合に登板しフル回転する形となりました。
もちろんこの2人だけではなくMVPを受賞した美馬の活躍も非常に大きかったし、打線も粘り強く戦っていて非常に素晴らしいチームに感じた。
個人名を挙げるならばやはりMVPの美馬を最初に挙げなければならないのかもしれないが、それでもやはり田中と則本の存在は非常に大きかった。
この田中と則本の起用法に関しては賛否あるようだが、楽天の投手陣を考えた場合短期決戦でこのような投手起用をするのは当然ではないか?というのが私の意見である。12球団の選手達はこの日本シリーズを勝ち抜くために野球をやっていると言っても過言ではないと思う。チームによってはこういった起用法も致し方ないのではないだろうか?
私は、以前に「伊藤智仁とS.ストラスバーグ」という記事を書き、投手の起用法について触れたことがある。やはり投手生命を短くしてまで投げるということはあまり賛成できないのだが、それでも日本一を掛けた舞台に限っては気持ちが乗っているならば投げても良いのではないだろうか?と感じてしまう。
こんな言い方をしてはいけないのかもしれないが、今シリーズに関しては田中と則本がフル回転しなければ巨人には勝てなかった可能性が高い。それならば田中も則本も多少の無理はするだろう。日本一になるためにシーズン、CS、シリーズと戦ってきているのだから。昨日の則本と田中の登板に関しても私は当然の策だと感じたし、もっと投手を守らなければならないというのならばWBCのように球数制限や○○球以上投げたら○日間は登板できないなどのルールをしっかり作るべきだと考える。(私はWBCのルールも好きではないのですが…考え方が少し古いですかね…)それでも投手には個人差があるし、どの程度のものが酷使に入るのかが分かりづらいためルール化というのも難しく感じる。
高校野球の弊害など日本の投手を取り巻く環境は厳しいという声は良く聞くのだが、その反面メジャーで活躍する日本人は投手が多いのも事実である。日本人投手のレベルは決して低くはないはずである。
私はメジャーの野球事情には詳しくないのだが、2001年のワールドシリーズでのR.ジョンソンとC.シリングもワールドシリーズを制するためにフル回転したはずだ。(サンプルが古いですかね?)一概に酷使酷使と言うだけでなく、具体的にどういう起用法が投手に大きな負荷がかかるのか?また1試合100球と言われるメジャーの球数の基準はどういう根拠があるのか?などもう少し詳しく検証してみなければならないような気がする。
ちなみに私は、9回のマウンドに田中が登り、超満員のKスタ宮城の盛り上がりを見た時にこのシリーズは日本プロ野球史に残る日本シリーズになったと感じた。今ある戦力で王者巨人に立ち向かった楽天。田中に土を付けた巨人。紛れもない名勝負だった。とにかく両チームに拍手である。
P.S 投手の酷使と言うことを考えるならば、アジアシリーズや国際親善試合を曖昧な位置づけのまま行っている方が気になります。どういう気持ちで観戦すれば良いのか未だに分かりません。
にほんブログ村
コメント