ソフトバンクホークス日本一

3勝3敗で迎えたソフトバンクと中日の日本シリーズ第7戦、ソフトバンクが強さを発揮し、3-0で勝利した。ソフトバンクは、南海、ダイエー時代を含めて5回目の日本一に輝いた。
私の戦前の予想では、圧倒的にソフトバンクが有利と見ていたのだが、中日が「らしさ」を発揮し、素晴らしいシリーズとなった。
中日は、本当に野球というゲームが上手い。今ある戦力の中で最善の手を打ち、勝利に結びつける。ソフトバンクには通用しないだろうと思っていたが、落合野球8年間の集大成を見せてくれた。正直、中日の戦力は徐々に下降線を辿っていると思う。それでもリーグ制覇を果たし、日本シリーズもソフトバンク相手に大接戦を演じて見せた。これはやはり落合監督の力が大きいと思う。自分の役割をしっかりと果たす中日の野球は、ヤクルトのお手本になるはずだ。来年はこの中日をしっかりと倒してリーグ制覇を果たしてもらいたいものだ。
そして、日本一になったソフトバンク。何だかんだでやはり強かった。投手陣、野手陣共に個々の能力が高い。投手陣は、先発、中継ぎ、抑えのバランスが素晴らしい。唯一馬原に安定感がなかったが、馬原が居なくても何とかなってしまう投手陣は驚異的である。森福、ファルケンボーグだけではなく、金沢や第5戦からリリーフに回った摂津など様々なタイプの投手が出てくる。パリーグを圧倒的な差で制することが出来たのはやはりこの投手陣が大きいように思う。
また打撃陣も長距離砲をそろえるだけでなく、足を使える選手もしっかり起用し、守りも大きな弱点がない。どんな展開にも対応できる。代打、代走、守備固めと控え選手も役割がしっかりしており、選手達も戦いやすそうである。
補強、育成もしっかり行われており、理想のチームとなっている。なるべくしてなった日本一と言っていいだろう。選手の皆さん、ファンの皆さんおめでとうございます!
さて、ヤクルトは、ソフトバンクのような戦力補強はできないので、しっかりと現有戦力を鍛えて力のあるチームを作らなければならない。宮本、相川、辺りのベテラン選手を実力で追いやるくらいの選手が来年には出て来て欲しい。そして今年果たせなかったリーグ制覇、CS制覇、日本シリーズ制覇を果たしてほしい。
東北を襲った大震災があった激動の1年であったが、楽天の嶋選手会長が、開幕前に言った「プロ野球の底力」を感じることができたシーズンだったと思う。全チームの選手、首脳陣、ファンの皆様お疲れ様でした。ファンの皆様は、来シーズンに向けて色んな妄想ができる楽しい時間が始まりますね。私もブログで様々なことを書いていきたいと思います。よろしくお願いします。
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