クリス・ナーブソン投手と契約

25日、2014年シーズンの新戦力として、ブルワーズ傘下3Aナッシュビル・サウンズのクリス・ナーブソン投手と契約を締結したことを発表します。

ナーブソン投手は、2000年ドラフト2位(全体53位)でセントルイス・カージナルスに入団。2004年にコロラド・ロッキーズへトレード移籍、翌年にはボストン・レッドソックスと古巣のセントルイス・カージナルスへ移籍しました。そして、2007年にミルウォーキー・ブルワーズに移籍すると、2010年、2011年にMLBで二桁勝利を挙げる実績を残しました。チェンジアップ、カットボール、大きなカーブが武器で先発としての活躍が期待されます。
(東京ヤクルトスワローズ公式サイト引用)

先日「クリス・カーペンター投手を獲得へ」という記事を書いたばかりなのだが、今日正式に契約が発表されたのは同じクリスでもカーペンターではなくナーブソンという名前だった。どういうことなのだろう?

先日カーペンター獲得には肯定的な記事を書いたばかりなのだが、これでカーペンター、ナーブソン獲得ということになれば外国人扱いとなる選手は6人となり外国人投手は4人ということになる。この補強はどうなのだろう?私は正直言うと反対である。

「外国人選手にも競争が必要だ。」という意見や「怪我をしたときのために少し余裕を持たせておいた方が良いのでは?」という意見もごもっともなことだと思う。それでも現在のヤクルトというチームを見渡した場合この外国人6人体制は大きなプラスにはならないのではないかと考える。
まず6人の外国人選手のうち野手のバレンティン、ミレッジはチームに欠かせない存在であるため外すわけにはいかない。そうなるとバーネット、ロマン、カーペンター、ナーブソンの4人のうち2人は起用できないということになる。「うーん」という感じである。付け焼刃的な補強になっていないだろうか?

先日カーペンター獲得についてブログで書いた時にはカーペンターをリリーフとして起用しようとしていることを肯定的に書かせてもらったのだが、25日ナーブソンと契約をしたということで正直よく分からなくなってしまった。ヤクルトスワローズの公式サイトを見る限りナーブソンは先発投手として期待しているようだ。もちろんナーブソンが先発で活躍してくれればそれで良いのだが、そうなるとリリーフで期待されているバーネットとカーペンターのどちらかは使えなくなってしまう。ここら辺がどうもしっくりこないのである。どういうチームを作ろうとしているのか、どういう投手陣を形成しようとしているのか形が見えてこない。

ヤクルトのような補強に決して大きなお金を掛けることの出来ないチームがこういった外国人補強に走ることにどんな意味があるのだろうか?どの外国人投手を起用するにせよ日本人投手との兼ね合いもありそうで4人の外国人投手にとっては決して野球がやりやすい環境ではないと感じる。

たとえナーブソンが先発で2ケタ勝利を挙げたとしてもヤクルトが今最も補強に力を入れたいリリーフ陣が整備されなければ大きなプラスにならないのではないだろうか?先発投手は日本人投手の奮起に期待しても良かったのではないだろうか?
(ちなみにナーブソンもリリーフとして起用しようとしているなら少しは納得できる部分もあるのだが…)

皆さんはこの外国人選手の補強にどのようなことを感じているのでしょうか?

※クリス・カーペンター投手とも正式契約していましたね。申し訳ありません。

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コメント

  1. しも より:

    こんにちは

    6人目の外国人獲得には驚きました。
    ただし、今年のバーネットは複数年契約でなければ、
    放出されてもやむなしの成績ですので、仕方ないかなという気がします。

    ただ、飯原・雄平・松井等、打力が売りの外野手は比較的そろっているので、
    今年の成績では、ミレッジも何気に安泰ではないのでは・・とも思っています。

    どちらにしろ、外国人も競争ですね。

  2. でぶちゃん より:

    ホーナー効果しかり、ブンブン丸しかり、ID野球しかり、再生工場しかり、犠打と2千本両方しかり、55本越えしかり、新しい事はすべてスワローズから・・・読売、阪神、ソフトバンクよ悔しかったらやって見ろやい!

  3. パイン より:

    英名でクリスは、やはりキリストから来てるんですかね。
    Xmasにクリス続きだったもんで何んとなくね…。

    外国人投手が4人というのは、たしかに異例なことですね。
    故障明けを考えると、様子を見ながら先発で登録、抹消をくり返すのかな。

    補強ポイントはリリ-フですが、先発が足りてるわけでもなく、前を厚くして固め、
    後ろは適性をじっくり見究めるのもありかも知れません。
    高津も伊藤も経験者ですからね。
    見たこともない外人をいきなり当てはめることはないでしょう。
    セットアッパーであっても、四球連発するようでは困りますからね。

    支配下登録の空きを外人で埋めていく…。
    結局、ここにコストをかけて、ドラフトで高卒投手は1人だけ。
    あくまでも狙いは、CS進出ということですね。

  4. FIYS より:

    > しもさんへ

    こんにちは。コメントありがとうございます。

    バーネット、ロマンに不安定さがあるのは分かるのですが流石に外国人投手4人は多く感じます。

    確かに怪我の状況いかんではミレッジも安泰ではないかもしれませんが、その時はチームのピンチだと思いますよ。

    まあ外国人枠争いにも注目ですね。

  5. FIYS より:

    > でぶちゃんさんへ

    ヤクルトのようなチームは新しいことにどんどん挑戦していかなければ明るい未来は見えないかもしれませんね。あっと驚くような戦術に期待したいですね。

  6. FIYS より:

    >パインさんへ

    クリスという名前は多いのですかね?

    ナーブソンは実績のある投手のようですが、故障明けというのが気になりますね。長身のサウスポーという意味ではバートサス、技巧派サウスポートいう意味ではハッカミー辺りと似ていますかね?

    支配下登録の空きを外国人選手で埋めていく補強に関しては「?」マークを付けざるを得ません。個人的には非常に残念です。

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