オープン戦 ヤクルト６－４広島
オープン戦ということで勝ち負けはあまり関係ないのかもしれないが、とりあえず１勝できてファンとしてはホッとした。昨シーズン本来の活躍が出来なかった石川、畠山が結果を出した。シーズンも主力として活躍してもらいたいものだ。
先発の石川は５回を投げ被安打６与四死球２の無失点。ピンチの連続だったようで手放しで喜べる内容ではなかったかもしれないが、それでも得点を許さなかったという部分を評価しても良いと思う。あまり試合を視聴できる環境にないので多くは語れない部分もあるのだが、石川の力が大きく衰えたとは感じていない。プロ入り後初めて２年連続して２ケタ勝利を逃してしまったが、安定して試合を作るくらいのピッチングは出来ると感じている。
但しランナーを背負う場面が多いため相手にビッグイニングを作られてしまう危険性はいつでもはらんでいる。それだけに僅差のゲームではファンも中々安心できないというのが本音だろう。現在のヤクルトは守備陣も安定感がないため技巧派の石川にとっては厳しい部分もあるのだが、それでも１年間先発ローテを守って２ケタ勝利を上げるくらいの力は今でも持ち合わせているように感じる。元々「エース」というタイプではないが、コンスタントに結果を残し続ける能力はチームでも髄一である。今シーズンの投球に期待しよう。
投手陣は石川の後を受けた石山、カーペンターが１回ずつをノーヒットピッチングで抑え、このまま快勝できれば良かったのだが、今日は８回を任された山本哲が被安打３（被本塁打１）与四死球２の３失点、９回を任された真田が被安打１与四死球１の１失点といずれも失点してしまった。
山本哲については実績のある投手なのでとにかく開幕までに状態を上げてくれればそんなに心配していないのだが、被本塁打の多さを考えるとクローザーでの起用は少し怖いように感じる。今日もいきなりルーキーの田中にホームランを打たれてしまった。オープン戦なので気にし過ぎてはいけないと思うのだが、ルーキーには苦手意識を植え付けたかったのではないだろうか？逆に自信を付けられてしまいそうである。
それでも山本哲については身体の調子が万全ならばそれなりのピッチングはできると感じている。開幕までにもう何試合か投げることがあると思うので開幕までに仕上げていってもらいたい。
真田は１軍当落線上にいると見て良いのではないだろうか？細かいコントロールがないだけに厳しい投球が続いている。今日はパスボールもあったようで自責点は０だが今後も結果が求められる。
打線はバレンティン抜きのオーダーで臨んだが、１０安打で６得点と効率よく得点することが出来た。今日は５番ファーストで出場した畠山が３打数３安打１ホームラン３打点２四球と５回の打席すべてで出塁し存在感を見せつけた。好調を維持しているようだ。１年前とは違いレギュラーを約束されている立場ではないが、それでも本来であればファーストのレギュラーを張ってくれなければ困る選手である。昨年もオープン戦は絶好調だっただけにこれくらいで信用を取り戻せるとは思わないが、開幕に向けて一線級の投手のボールに慣れるためにもおそらく出場機会が増えそうである。畠山にとっては大きな意味のある今日の試合での活躍だったと思う。チームにとってもやはりホームランを打てる打者が１人レギュラーに加わることになれば大きいと感じる。それだけに畠山には頑張ってもらいたい。
石川と畠山、本来ならばチームの主力として働かなければ復調に期待したい。
にほんブログ村
役者は揃うのか？とりあえずオープン戦初勝利。
2014オープン戦
コメント