結局投手が足りそうもない。それでも八木はリリーフ起用なのか？そして川島は骨折？

オープン戦　ヤクルト６－８広島

前田から６得点を奪ったものの収穫の少ないゲームだったのではないだろうか？特に投手陣の出来の悪さが気になった。キャンプスタート時に「ヤクルト投手陣についても考えてみよう」という記事を書いたのだが、結局１軍で使えそうな投手が揃わない状況となってきている。八木をリリーフに回したが先発の頭数も足りない状況である。本当に大丈夫なのだろうか？

先発ナーブソンは先日の巨人戦では好投を見せたのだが、今日は広島打線に掴まってしまった。４回１/３を被安打８（被本塁打１）与四球３の６失点。予定のイニングを投げ切ることもできなかったということだろう。八木をリリーフに回したということはこのナーブソンを先発で使うということなのだろうが、まだ結果を残せているとは言えない状況である。あまり簡単に先発ローテーション入りを確約してほしくないと思う。大きな特徴のあるタイプの投手ではないだけにオープン戦でしっかり結果を残してもらいたい。

その後の中澤、八木、村中もいまいちの数字が並んでしまった。中澤、村中は先発として起用しようと思っているのだろうか？報道では先発の４番手を２人で争っているというものを目にしたが…（ちなみに先発３番手はナーブソンとのこと。）結果を残せていない投手が先発の３，４番手に入ってくるという状況ではチームは非常に苦しくなる。

八木は今日も１回を投げ被安打２の無失点。点を与えていないので強く否定してはいけないのだが、リリーフ転向が本当にチームのためになるのだろうか？この先発陣の状況でも八木はリリーフ起用なのだろうか？もう一度考え直しても良いと思うのだが…

打線は前田から６点を奪ったが、前田はこの時期に結果を求められている投手ではないので参考記録と考えて良いだろう。それよりもその後のルーキー西原、九里、新外国人のフィリップスにノーヒットに抑え込まれてしまったことのほうが問題である。結局バレンティン、ミレッジなどのホームランに期待するしかないのだろうか？非常に淡泊な攻撃しかできないチームに成り下がってしまったのではなかろうか。

そして２軍スタートとなっていた川島が練習試合で左手親指を骨折した可能性があるとの報道も飛び込んできた。私はこの川島の潜在能力を非常に高く評価している。なんだかんだでレギュラー候補の１番手かな？と思っていただけに非常に痛い怪我となってしまった。ここ数年あまりに怪我が多過ぎる。選手として最も脂が乗る時期に怪我を繰り返してしまっている。以前このブログにも書いたのだが川島は現楽天の松井稼頭央になれるくらいの潜在能力を持っていると感じていたのだが、この手の身体能力の高さを武器にする選手が２０代後半の経験値を積んで本格化する時期に怪我で試合に出られなかったというのは痛すぎる。それでも腐らずに頑張ってもらわなければならないのだが、チームだけでなく川島にとっても非常に痛い怪我となってしまった。

そんな中西浦が地道に結果を積み上げていっている。今日の試合では２打数１安打２四球という数字を残した。試合を見ていないので分からないのだが、前田から押し出しの四球を選ぶなどキラリと光る場面もあったようだ。個人的には元々今シーズンの活躍は期待していなかったのだが、それでもここまでは良く頑張っていると思う。最終的にショートのポジションを奪取する選手が現れるのだろうか？


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