気持ちを前面に押し出して闘える選手が欲しい

オープン戦 ヤクルト1-6ロッテ

今日も特に見せ場なくあっさりと敗れてしまった。これでオープン戦は1勝10敗1引き分けとなった。対外試合ということで言えば練習試合などで勝っているためあまり気にしなくても良いかもしれないが、どうも淡泊な試合が多い印象がある。勝利への執着心を強く持った選手が欲しいのだが…そんな選手は今のヤクルトには中々見つからない状態である。

先発の石川は5回を被安打8(被本塁打1)2四死球の3失点。いきなり清田に先頭打者ホームランを浴びるなど立ち上がりは苦しんだ。それでも5回3失点という数字ならまずまずだろう。昨日の小川もそうなのだが、この石川にはやってもらわなくては困ってしまう。今のヤクルトで信頼できる先発投手は小川と石川の2人しかいない状況である。後の4人は本当に投げてみなければ分からない投手ばかりである。
石川は13年目のシーズンを迎えるベテラン投手だが、まだ優勝を経験していない。小柄な体格と幼さが残る表情は迫力に欠けるかもしれないが、勝利への思いは人一倍だろう。私は今シーズンの石川はしっかり貯金を作ってくれるのではないかと期待している。昨日の小川に対しての記事でも書いたのだが、どちらかというと守備陣に足を引っ張られることが心配である。
その他の投手は、
ロマンが2/3を被安打2の1失点。
久古が1/3を無失点。
八木が1回を被安打1(被本塁打1)与四球1の2失点。
カーペンターが1回を与四球1の無失点。
バーネットが1回を被安打1与四球1の無失点。
という結果が残った。外国人枠争いは未だにどういう決着になるのか見えてこない部分がある。おそらくバーネットは決まりだと思うのだが、もう一人は誰になるのだろうか?今の所ナーブソンが3戦目の先発なのでは?と報道されているが、カーペンターも数字は残している。個人的にはカーペンターを残してリリーフ陣の層を厚くしてほしい気持ちが強いのだが、実績面を考慮するとまずはナーブソンを先発として起用するということになるのだろうか?おそらくロマンにもシーズン中にチャンスは来るはずなのでとにかく腐らずに準備してほしい。

打線は今日もチャンスで一本が出ず、7安打で1得点に終わった。とにかく点の取り方が下手である。精神的に強い選手は現れないのだろうか?気持ちでチームを引っ張れる選手がほとんどいないのではないだろうか?相手チームの選手とケンカが出来そうな選手…相川…ミレッジ…くらいだろうか?
今年のヤクルトは戦力的に明らかに他の球団よりも劣っていると考えた方が良いと思う。そうすると技術面以外の部分で少しでも実力差を縮めたいところである。しかし勝利への執念、気迫といった面でも他球団に劣っているような気がしてならない。
山田、上田、川端、雄平辺りは力は持っているのだが、まだまだチームの為と言うよりも個人の結果を残すことで精一杯だろう。中堅どころの畠山、田中浩はどうも頼りない部分がある。(畠山に関しては自由にのびのびやらせた方が結果が出るタイプに見えるし…)西浦は将来的にはチームを引っ張れる選手に育ってもらいたいが、まだまだそんな雰囲気は出てきていない。チームの中心であるバレンティンにしても数字の割に勝負強さを感じないこともあるし…。

そうなると守備陣の要、ベテランの相川にかかる期待は大きい。昨シーズンは阪神戦でマートンにタックルを喰らった後に激高する場面があった。相川に求めたいのはチームをまとめる役割だけでなく、闘う姿勢をチームに浸透させる役割も担ってほしい。個人的にはキャッチャーは中村を推しているのだが、こういうチーム状況を考えると相川のような経験豊富な選手が絶対に必要になってくると感じる。今シーズンは今の所相川を中心に据えて良いのではないか?と感じている。

そしてもう一人ミレッジにも注目したい。入団当初はかなりの問題児なのでは?と不安視されていたのだがここまでの2年間はいつでも全力で戦う姿勢を見せてくれている。時に空回り気味の時もあるのだが、チームを元気づける選手であることは間違いない。グランドで元気いっぱい暴れまくってほしい。

とにかく今シーズンは厳しい状況が予想されるが、それでも期待するのがファンである。開幕戦からのスタートダッシュを見てみたい。

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