オープン戦は1勝11敗1引き分けという散々な結果に終わってしまったスワローズ。キャンプ前に「2014年キャンプのポイント」という記事を書いていたのでそれに沿って点数を付けながら簡単に振り返って見たい。
① 野手陣のレギュラー争い 60点
・人によっては採点が甘いのではないか?という人もいるかもしれないが、キャンプイン前のことを考えるとバレンティン、ミレッジ、川端、畠山が揃ってレギュラーとして開幕できるのはプラスポイントだと思っている。物足りなかったのはセンターとショートのレギュラー争いである。センターは上田と雄平で争っているが2人とも決め手に欠けている。一応打撃成績の良かった雄平が開幕レギュラーの可能性が高いように感じるがどうだろうか?
ショートは川島と谷内の怪我が痛かった。特に川島は怪我がなければレギュラーのチャンスも大いにあったと思うので残念である。ここはルーキー西浦に期待するしかないが、消去法で残った感じは否めない。打撃よりも守備でどれだけ安定したものを発揮できるかに注目したい。
② 新外国人投手の実力 70点
・キャンプ、オープン戦という括りの中では2人ともそれなりに結果を残したので70点という高得点を与えてみた。ナーブソンは先発ローテーション入りが確実である。個人的には開幕してみなければまだまだ信用はできないのだが、質・量ともに不足している投手陣を補助する役割を担ってほしい。まずはナーブソンに注目することになると思うのだが、不思議と点を取られなかったカーペンターもどこかで登板のチャンスが巡ってくるだろう。
③ ルーキーは何人生き残る 70点
・秋吉が先発ローテーション入りを確実にし、西浦はショートで開幕スタメンを確実にしている。もちろん凄いことなのだが、秋吉は本来であればリリーフに回したい気持ちも強かったのではないだろうか?また西浦も他者が脱落した中でのレギュラー獲得ということでチーム力が低下する中でルーキーに担ってもらうしかなくなってしまったという現状に危機感を抱いている。それでも開幕1軍に残ったのだから出来るだけ長く1軍に居続けてほしい。個人的には秋吉を推しているので先発としての投球は楽しみである。
ドラ1杉浦の右肘靭帯断裂のニュースは残念だったが、今の所軽症という報道もあるだけにもしかすると今シーズン中に戻って来るかもしれない。
④ 畠山和洋 80点
・バレンティンのファーストコンバートが不調に終わる中で、昨シーズン苦しんだ畠山が一塁手争いを制して開幕スタメンの座を確実にした。結果を残してのレギュラー獲得である。昨シーズンもオープン戦は絶好調だっただけに手放しで喜ぶことはできないが、6番辺りで気楽に打てばもう少し成績が上がるのではないか?と考えている。畠山は昨シーズンのこともあり、オープン戦でどれだけ活躍しても80点以上は付けないつもりだったので満点に近い80点である。シーズンでも活躍を願っている。
自分の採点がかなり甘いのかもしれないが、個人的に挙げたポイントに関しては意外と高得点を付けられる項目が多かった。本当の勝負はシーズンが開幕してからである。打線の繋がりに期待したい。
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