新・暗黒時代のエース誕生か?

ヤクルト6-5DeNA

昨シーズンの小川絡みの記事で「弱小チームのエースの佇まい」という記事を書いたのだが、これはもうヤクルト暗黒時代のエースと呼ばれてしまう日も近いのかもしれない。
小川の登板日に勝てなければ大型連敗まっしぐらである。

今日の小川は8回で114球を投げ、被安打9(被本塁打1)奪三振8無四球の3失点という数字が残った。数字だけを見ればピンとこない部分もあるが、良く粘ったと思う。足に打球を当ててしまったり、ボークで失点する場面もあったが、それでも8回まで投げ抜いて見せた。見事である。
とにかく精神力が素晴らしい。もうエースとしての自覚も出てきているだろう。「俺が抑えて勝つ!」という気持ちが伝わって来る投球である。投球だけでなく打席でも気迫を感じる。バッティングもバントも決して上手い方ではないと思うのだが、チャンスでの打席など下手な野手より期待感を持ってみてしまう自分がいる。それほどまでに勝利への執念を感じさせてくれるプレーヤーである。

その小川の勝ちを危うく消しそうになったのが、クローザーを任されているカーペンターである。先頭バッターからヒット、死球でピンチを招くと自らのボークでピンチを広げてしまい、代打多村に2点タイムリーを浴びてしまう。1アウト後またしても死球を与えてしまったところで降板となってしまった。これ以上クローザーで起用するのは少し厳しいかもしれない。(かと言って誰を起用すれば良いのか分からないのだが…)
その後のピンチを久古ー山本哲のリレーで何とか凌いだものの、本当に小川以外に使える投手がいない状況である。
昨日書いた「どこかに良い投手はいませんか?コメント募集します。」の記事へのコメントはまだまだ受け付けております。

野手陣はミレッジを外して、2番ライト上田、3番サード川端、7番ショート森岡というオーダーを組んできた。上田に関しては初回にヒットから盗塁で持ち味を出したが、その後の打席で結果が残せなかった。それでも個人的には使い続けてほしい選手だと感じている。
森岡は2点タイムリー3ベースを含め、3打数3安打と大当たりだった。これで打率は.520である。驚異的な数字である。今後の起用法はどうするのだろうか?
今日のゲームに関しては、雄平、畠山、森岡、中村といい場面で打ってくれた。バレンティンにも勝利につながる一発が飛び出し、理想的な攻撃だったと思う。

とにかく勝てたことを喜びたいと思う。ただどう考えても厳しいシーズンになりそうですね。

P.S 今日は館山が右肘靭帯再断裂で全治1年という厳しいニュースが飛び込んできた。その中で小川がエースの投球を見せてくれたのだが、タイトルの通り「暗黒時代のエース」となってしまいそうである。私がヤクルトファンになってから暗黒時代のエースと呼ばれた投手は尾花高夫くらいだろうか?あまりに幼い頃の記憶なのだが…

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コメント

  1. でぶちゃん より:

    ”暗黒時代のエース”って過去は尾花のことでしょうか?78年の初優勝の時は殆んどファームだったからね。自分は小川より石川じゃないかな(石川が入ってから優勝してないじゃん)。小川はまだ2年目だし、まあ前回と同様、尾花が引退してからスワローズが強くなった様に石川は引退する頃、再び強くなるんじゃないかな
    まあ指揮官によってかもね・・・。

  2. FIYS より:

    > でぶちゃんさんへ

    記事の最後にちょこっと書いたのですが、ズバリ尾花投手の事をイメージして書きました。

    石川投手入団年が最後の優勝なんですよね。石川投手もまさかここまで優勝できないとは思わなかったのではないでしょうか?ただ石川投手が在籍した期間はAクラスも結構あったので暗黒時代のエースの印象は薄いです。
    小川投手がそんな呼び名で呼ばれないことを願っています。

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