八木が粘るも４併殺打で勝機を逸す

ヤクルト２－３楽天

八木が良く粘っていただけに勝ちたいゲームだった。打線が１１安打で２得点ということで繋がりに欠けてしまった。

先発の八木は、好調を維持していたと思う。それだけに２回の３失点が非常に痛かった。このブログにも何度も書いているのだが、これが八木の昨シーズンから続く大きな課題である。今日も初回は抜群の立ち上がりを見せてくれたのだが、２回にジョーンズ、松井稼に２ベースを浴びて先制を許すと、２アウト後にも小関、岡島のタイムリーでさらに２点を追加されてしまった。正直な話、８番小関はまだまだ１軍クラスのボールには付いていけていない選手である。その選手にカウント０－２から甘く入ったチェンジアップを上手く拾われてしまった。この場面はバッテリーに反省を求めたい。勝負を焦る場面ではないし、ストライクが必要な場面でもなかった。そんな場面であのタイムリーである。防がなければならない失点だったと思う。その後立ち直り、９回まで３失点のみで投げ抜いたことは誉めても良いのかもしれないが、２回の小関のタイムリーが余計だった。こういう調子の時に白星を積み上げることが出来なければ昨シーズンの二の舞になりかねない。もったいない投球となってしまった。

打線は４併殺と繋がりを欠いてしまった。今日からDH制が採用となり、注目されたオーダーは、

１番　　セカンド　　　山田
２番　　センター　　　比屋根
３番　　サード　　　　川端
４番　　DH　　　　　　バレンティン
５番　　ライト　　　　　雄平
６番　　ファースト　　畠山
７番　　レフト　　　　　飯原
８番　　キャッチャー　中村
９番　　ショート　　　　荒木

というオーダーを組んできた。個人的にはこのオーダーに文句はないし、今日の攻め方自体はそんなに悪くなかったと感じている。併殺打に関しては、ストレスが溜まるのだが、今シーズンのヤクルトは打ち勝たなければならない状況なのでこの結果は仕方ないと感じる。選手も首脳陣も今日の負けを引きずらないようにしてもらいたい。
気になるのは試合後の小川監督のコメントである。「俺のミスの典型的なゲームだった。これだけヒットが出て点にならないのは采配ミス。畠山が出て、飯原が初球をゲッツーとかチャンスで2点しか取れなかった。これまでうまくつながっていたところを、DH制になったがために7番に飯原、9番に荒木を入れて結果的に打線が切れることになった。」と振り返ったことだ。個人的には「今日のコメントなの？」と感じた。過去の事を振り返っても仕方ないのだが、個人的にはロッテとの初戦でサヨナラ負けを喫した翌日のオーダー変更が一番のミスだと感じている。あのオーダー変更で交流戦前の良い流れが寸断されてしまったのではないだろうか？
その後の試合でも確かに打線は得点を重ねていたが、代わって入った選手がブレーキになることが多かったことは事実である。それだけに今日のゲーム後に上記のようなコメントを残している小川監督がどうしても気になってしまう。個人的には今日はチャンスで一本が出なかった選手達に反省してもらいたいのだが…１回の負けを引きずる必要は全くないと思う。（悪いオーダーではないと思う。）

これで交流戦は１勝４敗である。苦しい戦いではあるが、先発投手を引っ張ることが出来るDH制は今のヤクルトにとって追い風になると感じたゲームだった。それだけに明日は何としてでも勝ってもらいたい。初先発でほとんどデータがなかったであろうブラックリーからもしっかり得点を上げることが出来た打線の調子はやはり悪くはないと思う。楽天投手陣もヤクルト打線の怖さは感じているはずである。悪い流れを明日断ち切りたい。

P．S　川端の動きの悪さが少し気になります。腰痛で欠場して以降、打撃で結果を残していたので触れないでいましたが、守備での動きが明らかに鈍く感じます。今日の２失策は見ていないので何とも言えないのですが…気のせいなら良いのですが…


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