畠山離脱はあまりに痛い

ヤクルト２－５西武

とにかく打ち勝つ野球をしてきたヤクルトにとっては畠山の長期離脱はあまりに痛い。小川の離脱と同等もしくはそれ以上かもしれない。

今日のオーダーは…

１番　セカンド　　　　山田
２番　センター　　　　上田
３番　サード　　　　　川端
４番　DH　　　　　　　バレンティン
５番　ライト　　　　　　雄平
６番　ショート　　　　　森岡
７番　ファースト　　　岩村
８番　キャッチャー　中村
９番　レフト　　　　　　三輪

と組んできた。私は完全に岩村の存在を忘れていたため、「この手があったか！」と思ったが、やはりメジャーに渡る前の岩村と今の岩村は全くの別人だと考えなければならないため、畠山の穴を埋めるというのは難しそうだ。６番に畠山がいるという安心感が雄平に思い切りの良さを生ませていたようにも感じていただけにこの離脱の穴はどうやっても埋まらないと考えたほうが良いかもしれない。穴が埋まらないという意味ではやはり小川の離脱と同等である。

そして畠山の離脱とともにバレンティン、雄平がブレーキ気味なのも気になる所である。相手チームからするとやはり畠山がいない分無理にストライクを獲りに行くような配球が減ることが考えられる。その時にバレンティン、雄平がどう対応するだろうか？力んでボール球に手を出し始めたら「赤信号点滅である。」畠山がいないならいないなりに繋いでいくしかない。

昨日は「森岡にレギュラーを奪取してほしい。」との記事を書いたが、実は完全に岩村の存在を忘れていた。ファースト荒木、ショート森岡の固定で良いのでは？と考えていた。しかし今日のようにファースト岩村を基本とするとショートは右投手の時は森岡、左投手の時は荒木もしくは川島という起用になるだろうか？今のチームに守り勝つことを望んでも難しいのでとにかく打撃の調子の良い選手を優先して使ってもらいたい。左投手の場合でもショート森岡という選択肢も考えてみてはどうだろうか？（まあ岩村の状態次第ですかね？）

ネガティブな記事になってしまったが、昨日のゲームを見る限り、逆方向への打球などは西武の選手に比べてヤクルトの選手の打球の方が伸びているように感じた。これは杉村コーチ、真中コーチの指導の下選手達のバッティング技術が伸びている証拠なのでは？と感じた。畠山がいなくても何とかならないだろうか？

今日のゲームの振り返りが出来ていないが、野手陣に関してはこれくらいにしておきたい。

投手陣はやはりナーブソンがどんな投手なのかつかめないでいる。前回の西武戦同様初回から掴まり、６回を被安打１１（被本塁打１）与四死球１の３失点と非常に評価しづらい数字が残った。良く粘ったという見方もできるかもしれないが、打たれ過ぎである。DH制だったからこそ６回まで投げられたと見て良さそうだ。今日は試合を見ていないので何とも言えないのだが、こんなにヒットを浴びながらも６回で６つの三振を奪っていることが不思議である。悪い投手とは言い切れないが良い投手とも言い切れない。技巧派の割に安定感がなく、イニングによって波がある。前回の登板が７回３失点、今日の投球が６回３失点なのでこのままローテを外れることはありえないことなのだが、評価が難しいピッチャーである。「ある意味助っ人外国人投手らしい投手だな。」と感じる。

リリーフ陣は雨天中止の影響もあり、７回に古野、８回に松岡、９回に秋吉と繋いできた。昨日のゲームで称賛する記事を書いた松岡が２失点してしまったが、今日のゲームは登板前に雨で試合が中断する不運も重なったため大目に見たいと思う。松岡に関しては、リリーフでの実績があることから難しいシチュエーションでの登板が続くが、身体のケアをしっかりして何とかチームに貢献してほしいと願っている。本来であれば先発一本で勝負を賭けたシーズンにこういった起用になってしまったことは本人にとっても非常に難しく感じる状況だと思うが、今までの経験をフルに発揮して投手陣を支えてほしい。

P．S　DH制のあるゲームでの三輪の９番レフトでの起用は悪い起用とは思いませんが、畠山が離脱してしまっただけに少し迫力に欠けてしまうことは否めない。ゲーム終盤での大事な場面での代走、代打（ピンチバンターも含む）、守備固めとベンチに置いておいてこれだけ切り札になれる選手も少ないだろう。プロ入り時に比べて打撃面で明らかに成長が見られるだけに先発出場してくれるのも嬉しいのだが、今のチーム状況を考えた人材配置をお願いしたい。


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