石川ー相川に称賛の声を！

ヤクルト１－０楽天

先発オーダーに関しては私は言いたいことがある（不満）が、そんなことより今日は石川ー相川のバッテリーに拍手を送りたい。楽天打線に怖さは感じないが、今日のようなシチュエーションのゲームでの完封勝利は価値がある。

山田の先頭打者ホームランで幕を明けたこの試合。その後は緊迫した投手戦となった。雨も降り、非常に難しいコンディションのゲームだったのだが、石川らしい投球を披露してくれた。
ストレートも変化球も内外角、高低に投げ分け、楽天打線から凡打の山を築いていった。楽天の打者は「振らされている。」もしくは「打たされる。」場面が目立ったのではないだろうか？石川らしくゴロでアウトを取る場面が目立ち、「THE石川」と言ったピッチングを披露してくれた。
ハイライトとなったのは７回の１アウト２塁、打者松井稼の場面ではないだろうか？カウント３－０としてしまい、このまま歩かせて西田との勝負を選ぶのかな？と思ったのだが、外角いっぱいのストレートでストライクを取ると、ボール球のスクリューを振らせてカウント３－２まで持ってくる。その後松井稼に粘られたものの最後は低めのスクリューを振らせて三振を奪ってみせた。見応えたっぷりの勝負だった。
今日の石川はガッツポーズを連発するなど気迫を前面に出して闘っていた。元々気の強い選手だとは思うのだが、これだけ気迫を表に出すことは珍しいのではないだろうか？そんな石川も嫌いではない。
そしてこの石川の好投を引き出した相川にも拍手を送りたい。前回石川が完封した試合のキャッチャーは中村だったのだが、この相川も簡単にはレギュラーを与えないだけの力がある。素人なのでリード云々は分からないのだが、先程も書いたように楽天の打者が振らされている印象を強く持ったゲームだった。石川のボールだけでなく相川のリードもあいまっての完封劇だったのではないだろうか？

野手陣は畠山がいなくなったこともあり、やはり以前のような繋がりを求めるのは難しいのだが、それでも選手の起用法に言いたいことはある。まずスタメンを見てみよう。

１番　セカンド　　　　　山田
２番　センター　　　　　比屋根
３番　サード　　　　　　川端
４番　レフト　　　　　　バレンティン
５番　ライト　　　　　　　雄平
６番　ファースト　　　　田中浩
７番　ショート　　　　　荒木
８番　キャッチャー　　相川
９番　ピッチャー　　　　石川

苦言を呈したいのはファーストとショートである。ファースト田中浩に関してはサプライズ起用！などと報道されていたようだが、正直全く魅力的に感じない。それなら岩村を起用し続けるか、荒木のファースト起用で良いと思う。正直小川監督がどういう意図でこの起用を決めたのかよく分からない。「打ち勝とうとしているのか？守り勝とうとしているのか？」分からないオーダーである。
ショートに関しては実力差がないから満遍なく選手を起用したいという思いがあるかもしれないが、結果を残している森岡の起用を考えてみても良い気がする。もちろん荒木もそれなりに結果を残しているので起用するのは悪くないと思うのだが、今日の場合ファースト荒木で問題ないと思うのだが…途中で田中浩を引っ込めて荒木をファーストで起用したということはファーストとしての守備力は田中浩より荒木の方が上と見ているということだろう。では何故ショート荒木、ファースト田中浩という起用法になったのだろうか？
「ベンチになっても頑張っている田中浩を先発起用したい。」という気持ちが働いたのだろうか？しかしファーストをやらせてまで先発起用する必要があるのだろうか？（それならサード田中浩、ファースト川端かな？）（そして田中浩はショートに挑戦する気持ちはないのだろうか？）
もう少しはっきりとしたオーダーを組んでもらいたい。

打線は今日もつながらなかったが、山田の先頭打者ホームランは見事だった！９回の最後の守備も難しい打球を上手く処理したと思う。

P．S　繰り返しになってしまうが、現在のショートとファーストはどんぐりの背比べかもしれないが、結果を残している選手を先発投手の左右だけで変更してしまうのはどうなのだろうか？


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