今日はほぼ100点でしょ!

ヤクルト3-2日本ハム

今日は良いゲームだったと思う。苦しい状況は続くが、応援していきたい。昨日のコメントでももらったのだが、こうなってしまった以上目先の勝利にこだわって観戦するのではなく、未来を見据えた中で応援していくという形が良いのかもしれない。それでも試合をする前から諦めていては成長はない。今日は現状の中で良く戦ってくれた。

先発のナーブソンは試合を作った。先発投手の好投は勝利への絶対条件である。今日は2回に3本の長短打を集中され1点を失ってしまったが、それ以外は無安打投球を見せてくれた。6回を被安打3与四死球2の1失点。球数も89球ということで合格点を与えることが出来るだろう。やはりストライクゾーンにボールを投げ込むことが出来ればそれなりの投球は期待できそうだ。打者が全くタイミングを合わせられない場面もあった。元々言われていたことだが、ストレートとチェンジアップにカーブを加えたコンビネーションは武器となりそうだ。

リリーフ陣も1-1の同点という場面でカーペンター、山本哲と1イニングずつを無失点で繋ぐと、9回に打線が2点を勝ち越し、抑えの秋吉を投入する。しかし簡単には終わらない。先頭の中田に四球を与えると続くミランダに2ベースを打たれてしまう。石川はセカンドゴロに打ち取るがその間に1点を失ってしまい、1点差に迫られ、なおも1アウト3塁という場面でヤクルトベンチは秋吉を諦め、同じくルーキーの岩橋を投入する。この岩橋が、続く杉谷、鵜久森をショートフライ、三振で仕留め3-2で逃げ切りに成功した。岩橋はプロ入り初セーブとなった。
カーペンター、山本哲、秋吉の繋ぎは今のチーム状況から行くと、この繋ぎしかないだろう。カーペンターに関しては、相変わらず信頼の置きづらい不安定な投球となってしまったが、ボールの威力はあるだけに起用し続けるしかないだろう。(出来るだけプレッシャーの掛かりづらい早めのイニングでの登板が良いだろうか?)
秋吉は苦しくなってきた。秋吉の一番の特徴は威力のあるストレートだと思うのだが、このボールで打者を仕留められないと手詰まりになってしまう。おそらく中村も苦心のリードとなっているだろう。また左バッターに少し苦手意識を持っている部分も気になる。データを見ると右バッターと左バッターでそこまで差があるわけではないのだが、昨日の8回にピンチで敢えて中田と勝負に行った場面を見ていると、おそらく本人の中では気になっているのだろう。今日も左バッターのミランダに2ベースを浴びてしまった。それでもこの秋吉に関しては、打たれながら学んでいってほしいと考える。バーネットが戻ってくるまではクローザーを任せるしかないのではないだろうか?
おそらく緊急登板だったであろう岩橋はピンチの場面で良く踏ん張ってくれた。代打の杉谷、鵜久森ともにまだまだ1軍レベルとは言い難い選手ではあるが、簡単に打ち取れる選手でもない。その2人の選手に対してしっかり攻めの投球が出来た部分は高く評価したい。ナイスピッチングである。

野手陣はヒット10本のうち9本が単打ということで、完全にピストル打線となってしまったが、エンドランを多用するなど何とか1点を獲りに行こうとする姿勢は伝わってきた。初回の1アウト3塁の場面はおそらくギャンブルスタートに近い形で山田がホームに突っ込んだように見えたし、7回の中村の同点タイムリーも1アウト1,2塁からのエンドランという今までにはあまり見られなかった攻撃で同点に追いついて見せた。そして9回には2アウトから代打荒木に勝ち越し2点タイムリー3ベースが飛び出した。
決して怖さを感じる打線ではなくなってしまったのだが、今日のように機動力を使いながら、相手にとって嫌らしく感じるような攻撃を続けていってもらいたい。もちろん投手陣の踏ん張りがなければ今日のようなゲームは出来ないのだが、逆に言えばこういう競ったゲームに持ち込んだ時の攻撃パターンは昨シーズンよりも多彩になっていると感じる。長打力のある選手が離脱する中で苦しい部分もあるが、諦めずに戦ってもらいたい。

ほぼ100点というのは言い過ぎかもしれないが、今日のゲームは、全員野球と言った感じで非常に良いゲームだったのではないだろうか?こういう勝利からチームの雰囲気を良くしていってもらいたい!荒木、岩橋は勝負所で最高のプレーを見せてくれた!

にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村







コメント

  1. でぶちゃん より:

    スワローズファン3日ぶりに再会・・・。ほんとにW杯で休止している様だった。

  2. FIYS より:

    > でぶちゃんさんへ

    交流戦最後の6連戦。何とか踏ん張ってほしいですね。

タイトルとURLをコピーしました