石川、ホームランに沈む。最後の６連戦の結末は如何に？

ヤクルト２－７ソフトバンク

雨での順延が重なり、交流戦最後に６連戦という厳しい日程となってしまった。怪我人も重なり非常に厳しい状態なのは変わらないのだが、何とか１つでも多く白星を挙げて交流戦を終えたいところだ。そういう意味でも石川が投げる今日の試合は重要だったのだが…摂津との秋田対決を制したのは摂津だった。

石川は、ボール自体の調子はそこまで悪かった訳ではないと思うのだが、コントロールに苦しみ、ボールが上ずっていた場面が多かったように感じる。イ・デホのソロ、吉村の２ラン、細川の３ランと３本のホームランを浴びてしまったのだが、イ・デホと細川の一発は完全に失投だったように思う。技巧派の石川がこのようなボールを投げてしまっては勝負にならない。結局石川は４回２/３を被安打１１（被本塁打３）与四死球４の６失点とソフトバンク打線に完全に崩されてしまった。ここ数試合しっかり試合を作ってくれていただけに期待していたのだが、今日は石川の悪い部分が出てしまった。鹿児島でのゲームが中止になった中で今日の試合にスライド登板となったのだが、思うような投球は出来なかった。かなり調整が難しかった部分もあると思うのだが、ベテランの石川ということで言い訳はできない。個人的には明日の先発が石川という形をとっても良かったのかな？という思いもあるのだが、チーム状況を考えると今日と６連戦の最後を石川に託すことは間違っていない判断だと思う。

リリーフ陣では今日からバーネットが帰ってきた。やはり安定感には欠けるが、爆発力はチーム髄一である。ストレートでも変化球でも空振りが奪えているのはプラス材料である。投手の駒不足という部分もあるのだが、即クローザー起用で良さそうだ。

野手陣はやはり迫力不足である。相手先発の摂津は決して調子が良かったわけではなかったと思うのだが、今のヤクルト打線では捉えきることが出来なかった。それでも攻め方自体はそんなに間違っていないと思うし、どの打者も思い切ったスイングは出来ていると思う。また迫力不足の打線の中で雄平、山田に豪快な一発が出たことも大きいと思う。チャンスで一本出なかったのは残念だったし、決して調子の良くなかった摂津に余裕を持って投げられてしまったのはチーム力の無さを表していると思うのだが、そこまで悲観する必要はないと思う。明日は好調スタンリッジが相手だが、強気でぶつかっていってほしい。

P．S　ソフトバンクの積極的に仕掛ける野球はやはり脅威ですね。分厚い攻撃陣だと感じます。今日は前回登板時に称賛の記事を書いた石川ー相川のベテランバッテリーが完全に崩されてしまいました。明日はキャッチャーで中村が起用されると思うのだが、ソフトバンクの機動力を何とか封じてもらいたい。


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