バルセロナがクラブ世界一

クラブ世界一を決めるクラブワールドカップで、欧州王者のバルセロナが2年ぶり2回目の世界一に輝いた。
1990年代中盤以降、豊富な資金力がある欧州王者が毎年有利と言われ続けてきたが、人材の宝庫南米も若手の活躍と高いモチベーションで簡単には負けない戦いを繰り広げてきた。今年は、史上最強との呼び声高いバルセロナにネイマール、ガンソという素晴らしい選手がいるサントスという楽しみな決勝となった。
バルセロナの強さは、チャンピオンズリーグで実証済みだったので、大差での決着もあるのでは?と感じていたが、その通りの結果となった。
メッシ、イニエスタ、シャビ、プジョルなどタレント揃いのバルセロナなのだが、タレント揃いのチームは、他の欧州のチームにも存在する。しかし今のバルセロナは、一人一人の選手がチームの戦術を理解し、自分の仕事を全うしている隙のないチームである。下部組織からしっかり育てる。また的確な補強も行っており、素人が見ても頭一つ抜けたチームに感じる。
このような素晴らしいチームが日本で試合をする。とても贅沢な時間だった。
野球ファンの私からすると、資金力のある巨人がこのようなチーム作りを始めたら物凄いチームになってしまいそうだという思いがよぎった。しかしバルセロナは、資金力だけでなく、戦術理解、チーム一丸というチームスポーツの基本も教えてくれたような気がした。
ヤクルトスワローズも是非適材適所で結果を残してほしい。

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