2014シーズン前半戦FIYS的振り返り

さて今日はヤクルトスワローズの前半戦を振り返って見たい。毎年年末年始に来シーズンのポイントを挙げているのでそのポイントに沿って点数を付けながら振り返って見たい。今シーズンのポイント記事はこちらから→「2014年シーズンのポイントは?

①怪我人を極力出さない。 0点

0点は厳しすぎるのかもしれないが、正直点数の出しようがないというのが感想である。ここ数年同じことを繰り返してしまっている。しかも戦力的にかなりダメージのある怪我人の離脱を出してしまっている。「怪我人さえいなければ…」なんて言葉はNGワードである。これがヤクルトの実力であり、大きな問題点である。ケアの仕方に問題があるのか選手の意識の低さに問題があるのかは分からないが、とにかくこの負の連鎖を何とか止めてほしい。キャンプ、オープン戦は怪我人の数自体は少なかったように記憶しているのだが…今シーズンも始まって見れば怪我人のオンパレードである。

②小川采配 50点
・この点数は読者の皆様はどうみるだろうか?私は、昨シーズンに比べて積極的に点を獲りに行く姿勢を打ち出したことに関しては一定の評価をするべきだと考えている。昨シーズンよりは面白い攻撃を見せてくれている。そして現状のチーム状態にあったチーム作りをしているとは思う。もし今のメンバーで1点を守る野球をしたとしたら、今以上に結果は厳しいものになっていたと考える。苦言を呈するのならばやはり盗塁企画数の少なさである。ここだけはどうしても納得が行かない。特に山田、上田、比屋根あたりはどんどん走ってもらいたいのだが…
そして、昨シーズン最下位に沈んでしまったことも影響しているのかもしれないが、意図がはっきりしない選手起用(選手の使い分け)が多過ぎる。「頑張っている選手にチャンスを与えたい。」という気持ちは悪いことではなく、それが小川監督の魅力の一つだとは思うが、チームが強くならないのだったらそんな平等性は必要ないと思う。しかしここら辺は小川監督を強く責めていても仕方ないような気がするため、山田や雄平のようにしっかり結果を出してレギュラーを奪取する選手の登場に期待するしかないような気がする。(中村がもう一歩のところまで来ていますかね?)

③リリーフ陣の整備 20点
・やはりリリーフ陣を整備できなかったことが現在の順位にいる一番大きな要因だと感じる。バーネットが怪我で離脱し、カーペンターは期待に応えられず、救世主となりそうな雰囲気だったロマンもいなくなってしまった。昨シーズン頑張った山本哲、石山も結果を残せず、個人的に期待していた久古も打ち込まれてしまった。そんな中で秋吉、岩橋のルーキーコンビが奮闘してくれたが、あまりに手薄なリリーフ陣となってしまった。役割も固定できずにずるずると引きずってしまった。
それでも一応20点を付けたのは、バーネットが復帰し、クローザーが固定できそうなこととカーペンターが開幕投手に比べて安定してきたことでようやく形がうっすらと見え始めているからである。ここに秋吉と左対策で江村、久古が出て来てくれれば…と願うばかりである。

④助っ人外国人選手の活躍 40点
・まあ少し甘目かもしれないが、これくらいの点数にしておこうと思う。一応各外国人選手の成績をまとめると。
投手 
・ナーブソン   15試合  83回2/3  2勝7敗     5.06
・カーペンター  28試合  29回1/3  1勝2敗4H3S 3.38
・ロマン      16試合  16回      1勝0敗5S   0.56
・バーネット    9試合   9回      0勝2敗2S   5.00

野手
・バレンティン 62試合  216-60 ホームラン18本 打点41 打率.278
・ミレッジ    10試合   39-9  ホームラン1本 打点6  打率.231

どの選手も1度は登録を抹消されている。ミレッジとロマンに関しては今シーズン戻ってくる可能性は低いだろう。ここまでコンスタントに先発として投げているナーブソンも上記の成績の通りで首脳陣が期待したような結果は残せていない。カーペンター、バーネットには何とか後半戦の戦力となってもらいたい。カーペンターとバーネット、この2人が相手打者を力でねじ伏せられるようならまだ浮上のチャンスはありそうなのだが…
野手陣はミレッジの怪我があまりにも痛い。どんな状況なのかもイマイチ分からない。問題児と言われつつもハッスルプレーでチームを鼓舞してきたのだが、結局1シーズンフルに働くシーズンがないまま退団となってしまうのだろうか?個人的には好きな選手なので怪我の状態によっては来シーズンヤクルトでプレーする姿を見たいのだが…
バレンティンもアキレス腱痛で開幕から明らかに状態は悪かった。オールスター前に復帰しているが、昨シーズンのような下半身と上半身が連動したバッティングが見られない。おそらく下半身で力強く踏ん張れない状態なのではないだろうか?上半身の力に頼ったいわゆる手打ちのようなスイングになっており、今後も昨シーズンのような期待は出来ない状況である。
後半戦はバーネット、カーペンター、バレンティンがどこまで巻き返せるかに注目して見たい。

⑤川端、上田、山田が主力に! 80点
川端、山田は主力級の活躍をしてくれている。上田は、レギュラーすら掴めていないが、ここは雄平が飛び出て来たのでそれも加味して80点という得点を付けることにした。成績を見て行くと。

・川端  79試合  316-98  ホームラン7本  打点39 打率.310
・山田  80試合  329-109 ホームラン15本 打点50  打率.331
・雄平  78試合  298ー98  ホームラン15本 打点47  打率.309
・上田  63試合  156ー36  ホームラン2本  打点18  打率.231
・中村  54試合  177-56  ホームラン1本  打点27  打率.316

川端、山田、雄平ともに全試合出場とはいかなかったが、主力として結果を残してくれている。
雄平は年齢的には30歳ということでこの中では若手という扱いにはしづらいのだが、まだまだ野球は若い。今シーズンはこのまま突っ走ってもらいたい。
川端はこれくらいやってもらわなければ困る選手である。ようやく実力を出してくれている。後半戦もとにかく大きな怪我がないように気を付けてほしい。
山田は完全にセカンドのレギュラーを掴み、日本を代表する選手へと成長を遂げている。どんな選手になるか非常に楽しみである。
中村、上田も個人的には推している選手なので首脳陣の方にももっと積極的に起用してもらいたいという気持ちがある。特に中村は打撃面で結果を残してきているだけに後半戦どれくらい先発マスクを被るか注目して見てみたい。
上記の5人は今シーズンがこれまでのキャリアハイとなる可能性が高い選手達である。これからのヤクルトを支えていってもらいたい。

全体的に見てみると後半戦のポイントは何と言ってもリリーフ陣の整備なのではないかと感じる。ゲーム終盤に試合を落ち着けさせる投手がいれば勝ち星は今よりも増えてくるはずである。そういった意味でもカーペンター、バーネットには期待したい。(淡い期待になってしまうのだろうか…)

皆さんは前半戦をどのように振り返ったでしょうか?

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