ヤクルトファンの皆様楽しめていますか？

ヤクルト７－６阪神

9回に追い上げられ、冷や汗ものの勝利ではあったが、今シーズンのヤクルトファンはこういったゲームも楽しまなければならない。勝ちは勝ちである！

先発の石山は3回までパーフェクトピッチを見せてくれてはいたが、調子自体はそんなに良かったという訳でもないと思う。結局4，5回に失点を重ねてしまい、今日も先発初白星をあげることは出来なかった。
5回を被安打５与四死球１の3失点という数字は正直あまり良い物ではないと思うが、調子が良くない中でのこの数字ならば仕方ないかな？という印象である。カウントを悪くする場面も目立ち、厳しい投球となったが、それでも昨日投手陣が20失点してしまった阪神相手に良く粘ったという評価もできるかもしれない。今日はリードをもらった中で失点を重ねてしまったので誉められる内容ではないのだが、早く先発として勝利投手となってもらいたい。

リリーフ陣に関しては、6，7回を松岡、8回を久古、木谷と繋いで上手いこと無失点で切り抜けたのだが、9回に木谷を続投させたことが裏目に出てしまい、ピンチを招いた中でバーネットを投入する展開にしてしまった。これに関しては、完全な継投ミスだと思う。8回に4点差ありながらも久古、木谷とこまめに繋いだ部分は昨日の大量失点を受けての慎重な継投なのだろう？と映ったのだが、何故か9回のマウンドに回跨ぎで木谷をそのまま続投させたのには首を傾げたヤクルトファンの方々も多かったのではないだろうか？
チーム状況を考えればセーブシチュエーションでなくても頭からバーネットで良かったと思うし、どうしてもバーネットを使いたくなかったのであれば秋吉辺りを投げさせても良かったのではないだろうか？結局木谷がヒットと四球で0アウト1，2塁というピンチを招いてからバーネット投入となってしまった。バーネットはランナーが出てからのピッチングに難があることは首脳陣も重々承知していると思うのだが…そのバーネットが1アウトを取った後に四球でピンチを広げてしまい、今成の2点タイムリーと鳥谷の内野ゴロの間に1点を失ってしまい、1点差に縮められるとなおも2アウト3塁で打者ゴメスという苦しい展開が続いたのだが、最後はバーネットが何とか三振で切って取り、7－6で逃げ切ってみせた。
今日の継投に関しては首脳陣が反省しなければならないゲームだったと思う。

打線は今日も２桁安打で７得点ということで、好調を維持している。バレンティン、畠山が戻ってきてからの切れ目のない攻撃は相手からすると脅威であろう。メッセンジャー、岩田とエース級相手でもこれだけヒットを重ねられるということは素晴らしいことである。ここに来て交流戦前のような強力打線の姿が再び見られるようになり、嬉しい限りである。魅力的な打者が居並ぶ打線は非常に面白い。

今日は、川端、雄平が猛打賞、バレンティンが特大のホームラン、山田が勝ち越しタイムリーを含む２安打と主力がきっちり結果を残した。岩田相手に６回までで１１安打を浴びせて７得点という打線は言うことなしである。１番山田、３番川端、４番バレンティン、５番雄平、６番畠山の打順が固まったことが非常に心強い。残りのメンバーは自分の特徴を活かして仕事をしてくれればこれからも打線は繋がりそうである。怪我だけには気を付けてもらいたい。

開幕前から今シーズンのヤクルトはこういった大味の展開が多くなることは予想していただけにこういう展開での勝ちゲームでも個人的には楽しめている。


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