打て！打て！打ちまくれ！

ヤクルト１３－４阪神

最下位を走るヤクルトだが、今日の試合で8試合連続2桁安打の球団新記録を達成したとのことだ。凄い打線である。こうなったらとにかく打ちまくって勝つしかない。この3連戦の合計スコアはヤクルト３１－３０阪神ということになる。凄まじい。

打線は阪神先発の歳内の前に3回まで無得点と苦戦していたのだが、4回にビッグイニングを作って見せた。畠山のタイムリーでまず追いつくと森岡に3ランホームランが飛び出し、一気に勝ち越しに成功する。しかしこれでは終わらず、2アウトから村中、山田のヒットと上田の四球で満塁とすると川端が走者一掃の3点タイムリー2ベースを放ち、この回一挙7点を奪い試合を決定づける。
しかし今のヤクルトは、7点ぐらいではセーフティーリードとは言えない。ヤクルトは攻撃の手を緩めず、5回には相手のミスから1点を追加すると、6回には雄平の3ランホームラン、7回には山田の20号ソロ、川端のタイムリーで2点を追加する。結局先発全員安打となる16安打で13点と圧倒的な破壊力を見せつけてくれた。本当に恐ろしい打線である。
今日は山田、川端が猛打賞、バレンティン、雄平、中村がマルチヒット、森岡が勝ち越し3ランと結果を残した。主力がこれだけ打ってくれれば何とか試合にはなる。山田、雄平の豪快なホームランはヤクルトの希望そのものである。

投手陣は前回好投した村中が先発した。今日は立ち上がりが不安定でいきなりマートンにタイムリーを浴び先制点を失ってしまうが、その後は良く粘った。絶好調という感じではないのだが、ストレートの威力が戻ってきている。変化球も上手く使って6回で6つの三振を奪ったのは調子が上向いている証拠と見る。それでも大量得点を貰っておきながら6回に2点を失い、結局6回で降板してしまったのは残念だった。
7回は江村、8回、9回は徳山と繋いで勝利したが、やはり投手陣は厳しいかな？という印象である。ちなみに徳山に関しては昨シーズンよりもストレートのアベレージが上がっているため、失点してしまったが今後に期待が持てると感じる。もう少し細かいコントロールが付いて来れば1軍でも使えるようになるのではないだろうか？

明日は苦手のDeNA戦である。相手の先発はこれまた苦手の井納であるが、是非打ち勝ってもらいたいと思う。ここ数試合の井納は決して調子が良い訳ではないと思う。それでもDeNA打線は絶好調であり破壊力抜群なので今のヤクルト投手陣が抑え込むのは難しいだろう。何とか２桁得点を上げて逃げ切るような豪快なゲームに期待したい。２桁安打などということは言わずに是非２桁得点を目標にしてほしい。「やられた分はやり返してほしい。」


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