ヤクルト3-7広島
序盤からナーブソンが掴まってしまい、最後まで流れを引き寄せることが出来なかった。ヤクルトファンからすると面白味のないゲームだったのではないだろうか?
さて先発のナーブソンである。4回を被安打10(被本塁打1)与四死球1の5失点という数字で8敗目を喫してしまった。前回好投したように時々良いピッチングを見せることもあるのだが、先発として試合を作れていないゲームが多過ぎる。もちろん打線の援護に恵まれなかったり、守備に足を引っ張られたゲームもあったのだが、ここまで3勝8敗、防御率4.94という数字は誉められたものではない。
私は試合をテレビ観戦できる環境にないので、しっかりナーブソンの投球を見た回数自体は少ないのだが、とにかく素人目には何が良くて何が悪いのかよく分からない。つかみどころのない投手と言った印象がある。基本的には打たせて取るタイプの技巧派サウスポーと言うことで良いと思うのだが、それにしても安定感がなさすぎる。コントロールが定まらない日もあれば、今日のように滅多打ちにあってしまう日もある。忘れた頃に好投することもあるのだが、それが続かない。非常に使い辛い助っ人外国人である。前回の登板時にも同じようなことを書いたのだが、来季の契約はどうするのだろうか?このままでは来年も契約する可能性は低いと思うのだが…ここからナーブソンが巻き返す可能性はあるのだろうか?
リリーフ陣はこういったゲーム展開になってしまっては多くは期待できない。ある意味実力通りの投球をしてくれたと見て良いのではないだろうか?
敢えて気になった投手を挙げるとすれば2回2失点という数字が残ってしまった徳山である。この徳山、まだプロ野球界で生き残っていけるような武器を持っていない。今シーズンは主にリリーフでの起用が目立つのだが、無駄球が多く、制球に苦しんでいる。これでは今すぐに活躍するのは難しい。それでも昨シーズンに比べてストレートの球速が速くなっている部分は気になる所である。短いイニングの登板なので飛ばしていけるということもあるのかもしれないが、今後の伸びしろを感じさせてくれる。今シーズンはできれば2軍でしっかり鍛えてほしいのだが、チーム事情がそれを許さないのだろう。リリーフに適性があるのか、先発に適性があるのか分からないが、きっかけさえつかめば一気に伸びるような雰囲気を感じている。(そのきっかけを掴むのが難しいのだが…)
打線は7回に見せ場は作ったのだが、流れを引き寄せるまでには至らなかった。昨日のブログで今シーズンのバリントンであれば恐れることはないと書いたのだが、小川監督は敢えてオーダーをいじってきた。バリントンを苦手とする畠山を下げて武内を先発起用してきた。
正直試合前に畠山が怪我でもしたのかな?と思ったのだが、どうやら上記の通りバリントン対策だったようだ。怪我でなく少しホッとしたのだが、今のヤクルトはとにかく打ち勝つしか勝機がないようなチーム状態である。そんな中で畠山を外す必要があったのだろうか?チームのストロングポイントを敢えて崩す采配は「?」である。おそらくファンの間でも賛否分かれる采配だったのではないだろうか?
7回の攻撃に関しては、川端がタイムリーを放ち、バレンティンが歩いて2アウト満塁というチャンスで雄平に打順が回った。ここの所チャンスで結果が出ない雄平だったが、この打席もファーストゴロに倒れてしまった。しかしこの判定が非常に微妙なものだった。俊足を飛ばして駆け抜けた雄平の方がカバーに入ったバリントンよりも一瞬早く一塁ベースに到達したようにも見えたが、判定はアウトだった。ニュースのダイジェストで見ただけなのではっきりとは分からなかったが、惜しい場面だった。
結果としては今日もバリントンに白星を献上してしまったが、打線の調子はそこまで悪くなっていないと思う。山田のホームランはインコースの難しいボールを完璧に叩いた素晴らしいものだったし、川端も9試合連続打点の球団タイ記録を達成したとのことだ。
明日に期待しようではないか!
P.S 2軍戦でルーキー杉浦が5回無失点の投球を披露したようだ。怪我で大きく出遅れてしまったが、ようやくここまでこぎつけてきた。今日は76球を投げたとのことで、このまま右肘の状態が上がってくればシーズン最終盤での1軍登板も期待できそうである。楽しみなニュースである。
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コメント
3勝8敗、防御率4・94・・・正直ハズレ、いらない
昨日の試合を見ましたがナーブソンは全体的にボールが高く、球威も緩急も無くストライク近辺の球を初球から打たれる内容でした。急速がないのでカーブ(おそらくナックルカーブ)を使えば少しは投球の幅も広がるのに、このバッテリーは使いたがらないのは何でだろうと思います。
それと広島に相性悪いナーブソンを新垣を使いたいが為にローテーションを変えたのは首脳陣の考えが理解が出来ないです、本来なら割と相性が良い先週のDeNAと今週の中日なはずで、このまま行けば対戦防御率が悪い来週の巨人と再来週の広島になって、また打ち込まれそうです。(DeNAなんて井納とモスコーソばかりヤクルト戦にぶつけてきますしね)
こちらのブログでも小川監督終焉か?って予想が当たりそうですね。
ちなみに夏の甲子園での高校野球の思い出ですが世代的にKKコンビのPL学園の試合を見る機会が多かったので東海大山形との試合で記録にもなった29-7の最多得点は今でも強烈な思い出です。(PLが容赦しなかったので)
ヤクルトを除いて混セですね。
横浜にも充分にチャンスがありそうです。
横浜は筒香、中日は和田、広島はエルドレッド(不振で)
をそれぞれ欠いてますが、それをどう補うのかも注目ですね。
ヤクルトは横浜と5.5ゲーム差。
ほとんど可能性は無い気がします。
寂しいですが来季に向けて秋吉、松岡らは休ませて欲しいですね。
> でぶちゃんさんへ
そうですね。正直厳しいですね。
> Kさんへ
緩急が使えないときのナーブソンは厳しいですね。
新垣を使うためにナーブソンの登板を飛ばしたのは、外国人選手を軽視していると思われても仕方ないですよね。それだけに明日の新垣には頑張ってもらいたいですが…
私はKKコンビのPL学園はリアルタイムで見ていませんが、様々な伝説的なゲームがある中の一つが東海大山形戦ですよね。確か清原がマウンドに上がっているんですよね?
> ケマルさんへ
ヤクルト以外混セ。寂しい限りです。それでも私はあきらめずに応援したいと思います。今年のヤクルトは新たなステージに入ったと思います。こういうヤクルトも応援のし甲斐があるかなと感じています。