ヤクルト5x-10阪神(9回表雨天コールド)
私がこのブログを書き始めた頃、ヤクルトの救世主のごとく現れ、チームを救ったのが今日先発の赤川だった。将来的には山本昌のような息の長いタイプの投手になれるのではないかと期待したことを覚えている。しかし赤川の快投は長くは続かなかった。12年シーズンこそそこそこの成績を残したものの昨シーズン、今シーズンはさっぱりである。もしかすると数年前の赤川快投の正体は「低反発球による恩恵」だったのかもしれない。もちろんそんな言葉で済ませてはいけないと思うのだが、もしかすると本人も首脳陣も私達ファンも赤川の力を過信してしまったのかもしれない。
今シーズン初先発となった赤川だが、正直1軍で通用するようなボールではなかった。おそらくリードした同期の中村も相当苦心のリードとなったのではないだろうか?球威もコントロールもなく只々阪神打線の打ち損じを祈るしかないような投球だったのではないだろうか?
3回1/3を被安打7(被本塁打1)与四死球4の7失点。では話にならない。もちろん低反発球だからという理由だけで好投してきたわけではないと思うのだが、完全に本来の姿を見失ってしまっている。
ドラ1四兄弟(村中、増渕、由規、赤川)と言われた高卒投手陣の伸び悩みは深刻である(増渕は日本ハムへトレード)。本人たちの責任も大きいとは思うのだが、どの投手も高校時代は世代№1を争うような投手だったはずだ。この投手陣もまともに一人立ちさせることが出来ないとなってくると首脳陣の責任も大きく問われることになりそうだ。このままでは高卒の投手がヤクルトに入団することを拒むような事態も出てきそうで心配になってくる。
赤川に関しては、もう一度ファームで作り直してもらうしかないだろう。おそらく今のボールしか投げられないようではゲームで登板しても得られるものはないのではないだろうか?6年目の24歳。年齢的にはまだまだ若い。今後の巻き返しに期待したい。
リリーフ陣は2軍から上がって来たばかりの阿部、山中が失点を重ねてしまった。ここら辺の投手に関しては誰が投げても同じような結果になってしまうことだろう。阿部も山中も敗戦処理のような役割を求められたが、こういうゲームでも抑えられないとなるとやはり厳しい。多くはないであろうチャンスをきっちりものにしてもらいたいものなのだが…
打線は終わって見れば毎回の13安打で5得点と攻め込んだようにも見えるのだが、阪神先発能見の前に6回まで3併殺打もあり無得点に抑え込まれてしまった。その間に阪神打線に10得点を献上してしまい試合はほぼ決まってしまった。それでも7回8回に2点ずつ返し、9回も1点を返し、なおも0アウト満塁と攻め立てたが、ここで雨脚が強くなり雨天コールドゲームとなってしまった。なんともしょっぱい幕切れとなってしまったが、中盤までに大差を付けられてしまっていただけに何の言い訳もできない敗戦だったと思う。試合を見ていないので分からないのだが、「ひょっとするとひょっとする。」ような展開に持ち込めていたのだろうか?あまりにも遅すぎる反撃だったようだ。
P.S バレンティンはアキレス腱の違和感で途中交代となってしまいましたね。ホームランは打ってくれるのですがどうも使い辛い4番バッターですね…
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