主役揃い踏み！個の力で巨人に快勝！

ヤクルト１０－３巨人

スタメン復帰のバレンティンがいきなりの3ラン、山田がホームランを含む猛打賞3打点、小川が7回3失点で8勝目といわゆるヤクルトの顔となるべき選手達の活躍で巨人をねじ伏せてみせた。序盤にしっかりと点を重ねることが出来たこと、6回表の巨人の反撃を小川が2点に食い止めたことが勝利に繋がった。

小川はもう怪我前の状態に戻ってきていると見て良いだろう。新人王に輝いた昨シーズンと比べてもほぼ遜色ないところまで来ていると思う。ストレートを中心にまだボールが上ずっているかな？と言う印象もあるが、そのストレートに威力があるため簡単には崩れない。豊富な球種がある中でもストレートを軸として使えると小川のピッチングの幅は格段に広がる。ストレートが走っているだけに低めの変化球にバッターのバットがくるくる回っていた。流石小川である。
それでも相手は首位巨人、5点をリードして迎えた6回に先頭の長野を歩かせてしまうと、続く橋本にヒットで繋がれてしまう。坂本にもタイムリー2ベースを浴びてしまい、一気に流れは巨人に傾きかけた。しかしここで小川が良く粘った。昨日のゲームでも感じたのだが、首位巨人の強さは勝負所を逃さない強さである。しかし精神力の強い小川はこのピンチでも動じなかった。4番阿部を三振に斬ってとると、5番亀井には嫌な形でのタイムリー内野安打を許してしまうのだが、その後の村田、ロペスをしっかりと斬って取り、何とかこの回2失点で食い止めてみせた。プレッシャーの掛かる場面でこれだけ自分の投球を継続できる小川はやはりエースである。
7回を被安打６与四死球２の3失点。ナイスピッチングである。こうなったら2ケタ勝利を狙ってもらいたい。

打線は巨人先発の久保を初回から崩すことに成功した。やはりバレンティンが4番として戻ってくると打線の厚みが違ってくる。山田が四球で出ると1アウト後川端がヒットで繋ぎ、チャンスを広げると先発復帰を果たしたバレンティンが見事な先制3ランホームランを放ってみせた。見事な速効だった。
今日は初回の得点だけでは終わらず、ここからきっちり追加点を奪ってみせた。2回には山田のタイムリー2ベースで1点、3回には雄平のタイムリーヒットで1点、4回には山田のホームランで1点と着実に加点することに成功した。この追加点が小川の粘りの投球を引き出したと言っても良いのではないだろうか？
また3点差に詰められた後の7回、8回にも盗塁を絡めるなどして積極的に得点を奪いに行ったのは良かったと思う。チーム力、野球の上手さと言う意味では巨人には適わない。その中で今シーズンのヤクルトが巨人を倒すには今日のように個の力で圧倒するのが最も手っ取り早い。シーズン通してみれば巨人に勝つのは難しいことだが、1試合勝負だったらヤクルトも嫌がられるチームなのではないだろうか？シーズンも最終盤を迎えているが、最後まで勝利を目指して戦ってほしい。
そして山田は、ヤクルトの右打者の最多安打記録を更新しましたね。お見事！

P．S　NPBでは、山本昌の最年長勝利を達成したり、大谷が10勝＆10本塁打を記録したり稲葉が引退を発表したりと注目のニュースが飛び込んできている。また時間があれば簡単に記事に出来ればと思っている。
それでも今最も注目しなければならないのは、全米オープンの錦織圭の決勝進出でしょうね！凄過ぎます！こちらも後日記事に出来ればと思っています。


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