ヤクルト2-7広島
祝日のデーゲームということで数多くのファンが球場に足を運んだと思うのだが、目立つのは広島ファンの赤色である。薄っすらとではあるが、まだ優勝の可能性があるチームとすでにCS進出の可能性も断たれた消化試合のチームの試合ということで仕方ない部分もあるのかもしれないが、試合内容も球場の雰囲気もヤクルトファンからすると屈辱的なゲームと評しても良いようなゲームとなってしまった。小川監督の辞意表明が正式にあった中で選手達には奮起してもらいたいのだが…
完全に消化試合となり、投手陣も野手陣も来季に向けての戦いが始まった。今シーズンあまりチャンスを貰えなかった選手達にとっては最後のアピールの場である。何とか頑張ってもらいたい。
投手陣は先発のナーブソンが3回を被安打7(被本塁打1)与四死球2の4失点(自責点3)と久しぶりに序盤から崩れてしまい、結局11敗目を喫してしまった。
久々の登板となった2番手古野も3回を被安打4(被本塁打1)の2失点とアピールできなかった。
3番手の七條は2回を被安打2の無失点。4番手の松岡は1回を被安打3(被本塁打1)の1失点という結果が残った。
ナーブソンに関しては、来季の契約がどうなるのか気になる。後半戦は通用していただけに難しい決断となりそうである。本人がヤクルトでプレーする気があるかどうかも気になる所ですが…
古野はリリーフ登板ということもあって飛ばしましたね。2イニング目の2アウトランナーなしからの2失点は頂けなかったですが、ボールは戻ってきていましたかね?タイプ的には先発かな?と感じているのでまずは先発ローテーション争いに加わってほしいと感じる。
七條はとりあえず残り試合に関しては、リリーフ適正を見極めることになるでしょうか?首脳陣にお願いしたいのは今シーズンの松岡のような中途半端な起用法にならないように配慮してもらいたい。
松岡も七條同様起用法を考えてもらいたい。個人的にはフィジカル面を考えると先発一本で行った方が良いのかな?と感じている。古野同様先発ローテーション争いに加わってもらいたい。今シーズンのようなチーム事情での起用は厳しいのではないだろうか?
打線に関しては、バレンティンも帰国してしまい、迫力に欠ける中、広島先発のヒースに抑え込まれてしまった。力強いストレートを軸にするヒースのピッチングは迫力十分である。良いピッチャーだと感じた。CSの鍵を握る投手になるのではないだろうか?
このピッチャーから今の打線が点を獲ることは難しい。若手もアピールの仕様がなかったかもしれない。そんな中今シーズン初出場、初スタメンとなった松井が2ベースを放ってみせた(試合を見ていないのでどんな当たりか分からないのだが…)。2012年シーズンに左の長距離砲として当時楽天の田中将大からホームランを放つなど存在感を見せてくれていたのだが、その後は怪我もあって出場機会が激減していた。今シーズンは雄平の大ブレイクもあり、この松井の立場はかなり危うくなっている。
私はシーズン前には左の長距離砲という意味では雄平よりも松井の方に期待していたのだが、今となっては大きく差を開けられてしまった。こうなると松井の生き残る道は非常に狭い道となってしまった。雄平同様とにかく打ってアピールするしかないのだが、チーム事情からすると松井がレギュラーを奪取する可能性は非常に少ないと言わざるを得ない。左の代打というポジションにも今日最終回にタイムリーを放ったユウイチがいるため簡単に自分の居場所を見つけることは出来ないだろう。おそらく来シーズン全く結果を残せないようならヤクルトに留まることもままならないだろう。勝負のシーズンに向けて今シーズンの残り試合も出来る限りのアピールを続けてほしい。ここで先発起用するということは、小川監督は松井の打撃を評価していたということではないだろうか?好調の飯原をベンチに下げてまで起用してもらっている意味をしっかり考え、この起用に応えてもらいたい。
2年連続最下位が濃厚となり落ちるところまで落ちてしまった印象があるスワローズ。ホーム神宮が広島ファンの赤で埋まる中、いいところなく敗れてしまったスワローズ。選手達にとっても首脳陣にとってもファンにとっても堪える敗北となってしまった。
にほんブログ村
コメント