稲葉篤紀引退

明日5日は札幌ドームで稲葉篤紀選手の引退試合が行われる。日本ハムファンの方々だけでなくヤクルトファンの方々も稲葉の引退に関しては様々な思いを巡らす人が多いのではないだろうか？「真面目でさわやか。」皆に愛される選手だった。
以前に「稲葉篤紀2000本安打達成！」という記事を書いているため、今日は短めにまとめたいと思うが、人柄含めて本当に素晴らしい選手だった。

FAでメジャー挑戦を目指しながらオファーがなく断念し、日本ハムに移籍するという経緯をたどったのだが、これが稲葉にとってはプラスに働いたのかもしれない。個人的にはもちろんヤクルトに残留してほしかったのだが、新庄をはじめとする明るい選手達が多く、勢いに乗り始めていた日本ハムに移籍することで稲葉の本当の実力が開花されたように感じた。試合中やヒーローインタビューでの表情もどこか柔らかくなった印象もあった。
技術的には元々素晴らしい物を持っていたのだが、日本ハム移籍後は内角の捌き方が非常に上手くなった印象が残っている。首位打者も獲得するなど日本を代表する選手に成長して行った。
日本ハムを優勝に導く活躍をするだけに留まらず、オリンピックやWBCという国際大会での活躍ぶりも印象に残っている。

全力疾走で守備位置に就く姿、日本ハムに移籍した後も交流戦などでヤクルトファンの声に手を振ってこたえる心の広さ、球場で観戦していてもプレー以外の部分でも魅力を感じさせてくれるプレーヤーだった。
そんな稲葉選手の引退はやっぱり寂しい。今まで本当にありがとうございました。


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