山田が魅せる！192安打目は逆転満塁ホームラン！

ヤクルト７－６DeNA

ヤクルトは２点を追う八回、山田哲人内野手（２２）が２９号逆転満塁本塁打を放ち、試合を決めた。山田は４安打を放って今季１９２安打とし、１９５０年に藤村富美男（阪神）が記録した１９１安打を抜き、日本選手の右打者としてシーズン最多安打の新記録を樹立した。
（サンケイスポーツ引用）

つい先日まで最多安打も危ぶまれていたのだが、最後に固め打ちを連発し、一気に日本人選手の右打者最多安打記録を更新して見せた。お見事である！
それにしても先日の猛打賞に続き、今日は5打数4安打（1ホームラン）4打点と大爆発して見せた。今日のヒットはモスコーソと山口から打ったもので非常に価値があるし、192安打目を満塁ホームランで達成する辺り「スター」である。球威のある投手のストレートにも全く力負けせずに自分のスイングが出来ている。今日のホームランはカウント３－０からの一発であり、本人の自信も伝わってきた。今シーズンは本当に力強さを増した印象がある。これでホームランも29本である。本人はホームランの数はそんなに気にしていないようだが、こうなったら30本に乗せてほしい気持ちもある。今年の活躍は想像を超えている。凄い選手が現れたものだ。

その他では雄平が2ランホームランを放ってみせた。雄平は雄平で本当に豪快なホームランを見せてくれる。日本人離れしたフルスイングは見ていて気持ちが良い。雄平も今日の一発で23本目のホームランということで今シーズンは大ブレイクとなった。あれだけ振ればスランプも長くなるのでは？と心配していたのだが、レギュラーを奪ってからは大きなスランプもなくシーズンを戦いぬいて見せた。来シーズン以降の活躍も楽しみである。

投手陣は今日も脆さを見せてしまったが、石山には来シーズンは先発として大きな期待を掛けたいと感じさせるだけのピッチングを見せてくれたと思う。今日は6回を被安打５（被本塁打１）与四死球４の5失点（自責点３）という数字が残った。（自責点3と言っても自らのエラーで2点を失っているため、自責点は5と言っても良いくらいなのだが…）今シーズントータルでは3勝8敗、防御率４．５３という数字が残った。特に目立った数字は残していないのだが、来シーズンということを考えた時には石山は大いに期待できると個人的には思っている。
今シーズンは何度も同じことを書いてきたのだが、私は昨シーズンの石山の姿を見て、リリーフでの投げっぷりが素晴らしいと感じていたのだが、今シーズンは先発転向後の緩急を上手く使った投球に石山の本来の姿を見た気がした。おそらくスカウト陣は今シーズンのような先発投手としての活躍を期待してドラフト1位という高評価で獲得したのではないだろうか？リリーフ時の気迫を全面に押し出した投球とは違って、ストレートの球速も落ちてしまうのだが、それでもバランスの良いフォームから投げ込まれるストレートはキレがあるし、変化球もカーブを使うことによって投球の幅が広がっているように感じる。コントロールに関しても全力で投げ込んでいたリリーフ時に比べてまとまってきた印象も残った。後は先発投手の必須項目である、守備と打撃（バント）の技術を向上させてもらいたい。そうすれば来シーズンは2ケタ勝利も見えてくると思う。「先発石山の姿」は私にとって嬉しい誤算となった。

P．S　山田の192安打は、日本人右打者の最多安打記録ということで素晴らしい記録なのだが、花束が授与されたことに少し違和感があった。右打者、左打者で記録を分ける風潮は以前からありましたかね？

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