井野卓獲得へ

ヤクルトが、巨人を自由契約となった井野卓捕手（３１）を獲得することが１８日、分かった。ヤクルトは今オフ、相川が巨人にＦＡ移籍するなど、捕手が計６人と少なくなっており、球団幹部が「第３の捕手としてベテランを取って７人態勢にしようということ。来週中には発表できるんじゃないか」と明かした。
（スポーツ報知引用）

決して大きなニュースではないのだが、トライアウト関連の記事→「続・トライアウトについて」も書いていたので、今回の井野獲得についても触れておきたい。

ヤクルトの捕手事情から触れておくと今シーズンオフに相川がFAで巨人に移籍し、新田が自由契約となっていた。そのためドラフトで1人は捕手の獲得があると予想していた。予想通り1人獲得したのだが、私の予想ではアマチュアでそれなりに経験を積んでいる大学・社会人出の捕手獲得を予想していた。しかし獲得したのは高卒の山川だった。
中村、西田という伸び盛りの若手捕手がいるものの来シーズンの「第3の捕手」、「2軍の捕手」を考えた時に中堅捕手が1人いても良いかなと感じていたファンの方もいるのではないだろうか？

そこで名前が挙がってきたのが巨人を自由契約になっていた井野である。1軍での実績はほとんどなく、1軍のレギュラー捕手という意味では全く期待できないのだが、それでも楽天、巨人に合わせて9年間在籍したことを考えるとチームの為に働ける人柄、性格というものを持ち合わせているのではないだろうか？以前トライアウトから獲得した水田圭介選手の獲得によく似たパターンの獲得劇ではないだろうか？

正直井野を獲得するのなら意外なパンチ力と勝負強さを兼ね備えていた新田を戦力外とせずにもう1年契約を更新しても良かったのではないか？という気もしないでもないのだが、ここら辺はチームの編成の目を信じたいと思う。30代の捕手が田中雅しかいないチームだけに早く自分の居場所を見つけて、チームの為に働いてもらいたい。野村克則バッテリーコーチが良いお手本になるのではないだろうか？


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