2015年シーズンのポイントは?

毎年恒例となっているヤクルトスワローズの来シーズンのポイントを独断と偏見込みで挙げてみたい。ここ数年と同じようなポイントとなってしまいますがご了承ください。昨シーズンのポイントはこちらから→「2014年シーズンのポイントは?

2015年シーズンのポイントは…

①怪我人を極力出さない。
・4年続けて全く同じ項目を挙げることになってしまった。来シーズンに関しても層の薄さが大きな弱点のチームだけに主力の怪我は、「即、戦力低下」につながってしまう。長期離脱を余儀なくされている館山、由規の状態やあまり情報が入ってこないバレンティン、ミレッジの状態も非常に気になるところである。
戦力的に厳しいことは間違いないが、奇跡的に主力選手に怪我人が出ないようなら昨シーズン、今シーズンのような低迷はないと思うのだが…それでも主力選手に全く怪我人が出ないなんてことはほぼありえないのですけどね…

②助っ人外国人選手の活躍
・バレンティン、ミレッジ、バーネット、ロマン、アンドルセクの5人である。外国人枠の関係で一度に1軍登録できるのは4人までだが、登録されている4選手が大活躍しない限りは優勝争いに絡むことは出来ないだろう。
上記にも書いた通りバレンティンとミレッジに関しては、開幕に間に合うかどうかも分からない状態なのだが、この2人がしっかり結果を残すようならチームとしては非常にありがたい。今シーズンは、野手陣の活躍が目立ち、キャリアハイの成績を残した選手も多数存在するのだが、来シーズンも今シーズン同様の成績をあげられる可能性は決して高くはない。しかしバレンティンとミレッジが本来の打撃成績を残せるようなら来シーズンも得点力はそんなに低下しないはずである。まだまだ外国人選手に依存する状態にあることに違いはないと思う。
投手に関してもバーネット、ロマン、アンドルセクがリリーフとしてフル回転してもらわなければチームの浮上はあり得ないと感じている。特にバーネットとアンドルセクはゲーム終盤の7,8,9回のいずれかの1イニングをしっかり抑えてほしい。
チームが浮上するには助っ人外国人の活躍が不可欠である。


③リリーフ陣の整備
・上記の助っ人外国人の部分にも書いたのだが、とにかく7,8,9回を計算できる投手陣を整備できれば一気に上位に進出することは可能だと思う。それだけにバーネットとアンドルセクという日本人にはあまりいないタイプの剛腕2人がどこまで機能するかに注目である。そこに昨シーズンフル回転した秋吉、過去に実績を残している山本哲、久古、松岡(松岡に関してはリリーフでも投げられる身体の状態にあればという条件付きだが…)、ルーキーの竹下、風張、寺田、中元、土肥のうちの数人、辺りが結果を残せるようなら面白いのだが…
しかし残念なことに今名前を挙げた投手の中で絶対的な信頼を置ける投手は1人もいない。シーズンオフはどの球団のファンも選手への期待でわくわくするものである。今書いてきたことはそんなレベルの話である。それでもこのリリーフ陣に光が見えなければ優勝どころか上位に進出することも難しいだろう。

④真中新監督の采配
・小川監督最後の2年は最下位に終わってしまったが、今シーズンに関しては、今までと違う野球をしようとする姿勢は見せてくれていたと思う。特に野手陣に関しては、山田、川端、雄平、畠山、中村などしっかりレギュラーを張れるだけの選手が揃っている。そこにバレンティン、ミレッジ、FAで移籍してきた大引などが機能するようならものすごい迫力のある打線になりそうである(守備面を考えると課題は大きいが…)。それでも私は、攻撃重視の野球をするしかないのでは?と考えている。
今シーズンも打線は素晴らしい結果を残していたのだが、機動力を積極的に使った「仕掛け」があまり見られなかったのは残念だった。盗塁、エンドランという選択肢をもう少し増やしてもいいように感じる。そこら辺の積極的な攻撃を真中監督にはお願いしたいものである。

まあ2年連続最下位のチームのポイントを挙げるのは難しいものである。それでもシーズンが始まる前からファンが諦めるわけにはいかない。今回は4つのポイントを挙げさせてもらったが、この4つがしっかり達成できるのなら優勝が狙えるはずである(笑…)!

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コメント

  1. sabo より:

    2年連続最下位という結果には怪我さえなければ優勝候補と呼ばれていたのが昔に思えてきます。それでもフルメンバーかつ新人や新外国人の活躍があれば優勝目指せると期待してます。ケガに悩むのはどのチームも同じですからね(それでもヤクルトは多すぎますが)

    4つのポイントは完全に同意です。ただでさえ長打の出やすい神宮が本拠地ですから攻撃野球しかありません。山田雄平上田大引は盗塁をガンガン狙ってほしいですし代走を努める選手に限ってはいいかげんしっかり練習してほしいです。相手に盗塁するというイメージがあれば打つ方への援護になりますしね。

    あとはほんとリリーフですよね。毎回1失点してもいいから2失点されないレベルの中継ぎがいつでも出せる状態でありたい。印象論ですけど特にひどいピッチャーは顔つきからして覇気が無かった気がするので、去年自信をつけた秋吉中澤に実績のある山哲は多少打たれてもイニングを投げ切る姿を見せて他のリリーフ陣のお手本となってほしい

  2. FIYS より:

    > saboさんへ

    4つのポイントは非常にハードルが高いものとなっていますが、この4つをクリアできないと優勝はあり得ないでしょうね。真中監督の采配にも注目ですね。

  3. trefoglinefan より:

     私が問題に思うのは特に野手の場合、怪我人が出ると戦力低下で済まないことだと思うのです。他のチームなら単なる戦力の低下で済みますが、ここがヤクルトにだけあり他のチームにはない弱点と言えるでしょう。残った人は少々のことなら無理してでも出なくてはいけない、それだけの人員しか確保されていないことが問題ではないでしょうか。日本ハムのようにヤクルト同様の少数でも全員が25歳以下、というのであれば話は別ですが。
     投手に故障者が多く出たのも、野手の混乱と無関係でないと思います。守備や連携が乱れるは1点を守る野球はさせられるは、勝った筈か延長で延々と投げさせられるはで。
     とにかくバランスの悪さが全ての始まりかと思います。早急に是正を求めたいと思います。

  4. trefoglinefan より:

     采配について一言。小川監督が最初のうち好調だったのは、高田監督の遺産もあったかと思います。高田監督の時にヤクルトはとにかくよく走りました。ところが小川監督になってから走らなくなりました。徐々にヤクルトは走らない球団として見透かされてしまってから、勝てなくなったと思います。

  5. FIYS より:

    > trefoglinefanさんへ

    野手陣の層の薄さとバランスの悪さは確かに大きな課題ですね。強力打線などと言われていますが、怪我人が出るようだと一気に戦力が低下してしまいますからね。

  6. FIYS より:

    > trefoglinefanさんへ

    小川監督は盗塁、エンドランはあまり企画しませんでしたよね。高田監督時代は機動力を前面に押し出した戦いぶりだったのですが、メンバーも変わった中で足を使うよりもバントや打撃に期待したほうが効率的と考えたのでしょうかね?真中監督はどういったタイプか気になりますね。

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