2015年キャンプのポイント

2015年の1軍キャンプメンバーが発表されたので今年もキャンプのポイントについての記事を書きたいと思う。昨年の記事はこちらから→「2014年キャンプのポイント」

今日発表されたメンバーは以下の通り。

【投手】（18選手）
由規、石山泰稚、秋吉亮、村中恭兵、木谷良平、成瀬善久、杉浦稔大、石川雅規、山本哲哉、小川泰弘、バーネット、古野正人、ロマン、中澤雅人、オンドルセク、児山祐斗、徳山武陽、八木亮祐

【捕手】（4選手）
西田明央、藤井亮太、中村悠平、井野卓

【内野手】（9選手）
大引啓次、西浦直亨、川端慎吾、田中浩康、森岡良介、山田哲人、荒木貴裕、畠山和洋、谷内亮太

【外野手】（6選手）
比屋根渉、飯原誉士、雄平、上田剛史、松井淳、ミレッジ

皆さんの印象はどうだろうか？個人的にはやはり由規が1軍キャンプスタートになることとミレッジがしっかり1軍キャンプメンバーに選ばれている部分が気になった。
由規に関しては、投げてみなければまだまだ分からない部分もあると思うのだが、今の所順調にきているようで安心した。
ミレッジに関しては、先日「ミレッジの状況が気になる」という記事を書き、情報がほとんど入ってこないことを心配する記事を書いたのだが、とりあえず1軍キャンプスタートということで少し安心している。
由規もミレッジも個人的には嬉しいサプライズである。

それでは今年もキャンプ、オープン戦の注目ポイントを挙げてみたい。

①由規、ミレッジの状態
・上記の通りなのだが、フィジカルの状態がどこまで戻ってきているか気になる所である。1軍のゲームで十分にプレーできるようであれば2人ともチームの中心に成り得る存在であるためキャンプ、オープン戦でどのようなプレーを見せるか注目していきたい。

②遊撃手争い
・宮本慎也氏がサードにコンバートして以降、レギュラーを固定できない状況が続いているが、FAで大引を獲得したことによってようやくセンターラインの大事なポジションの1つが固定できるのではないか？と予想されている。大引の堅実な守備とリーダーシップは魅力なのだが、他の選手がこの大引に簡単にレギュラーを奪われてしまうようなことがあってはならないと思う。1軍でしっかりレギュラーを確保した経験がある選手はいないのだが、昨シーズン打撃でキャリアハイの成績を残し、そのバッティングセンスが開花しつつある森岡、簡単には凡打しない打撃で大きな進歩を見せている荒木、昨シーズンはルーキーながら開幕スタメンを勝ち取った西浦、頭を使った野球が出来る実戦派の谷内と決して派手ではないが、個性のある選手が揃っている。個人的には谷内を推しているのだが、現在の実力から行くと大引VS森岡という構図になるだろうか？激しいポジション争いに期待したい。

③オンドルセク
・メジャーでもリリーフで実績を残してきたオンドルセクの投球は要注目である。もしかすると今シーズンのヤクルトの浮き沈みはこの選手にかかっていると言っても過言ではないのかもしれない。以前「新外国人はアンドルセク」という記事を書いたのだが、補強の方向性は間違っていないと感じるし、フィジカル面に問題がなければそれなりに結果を残せるだけの投手だと感じている。それだけにこのキャンプとオープン戦でどのようなピッチングを見せてくれるか注目して見てみたいと思う。

④外野手争い
・バレンティンがどのような状況で開幕を迎えるか不透明なだけにこの外野手争いも大きな注目ポイントである。開幕スタメンという意味では雄平以外の2選手はこのキャンプ、オープン戦で競争ということになりそうだ。打線のバランスという面も考えなければならないのだが、ここはシンプルにキャンプ、オープン戦で結果を残した選手をそのまま開幕スタメンに据えても良いのかもしれない。個人的にはここ数年上田を推しているのだが、どうしても一皮剥けない状況が続いている。この上田の他にも飯原、比屋根と身体能力は高いのだが、野球の技術に活かしきれず、しかもポカの多い選手が揃っている（笑）。バレンティンが開幕に間に合うか微妙な状況でミレッジの状態もまだ分からないだけにチャンスはあるはずだ。プロとしての自覚を持ってキャンプ、オープン戦に臨んでもらいたい。

個人的にはこの4点に注目して見たいと思う。

P.S　2015年のチームスローガンが「つばめ改革」に決まったとの報道もあった。真中新監督を迎える中で「改革」という言葉が入ってきたことは注目すべきポイントだと感じる。私は昨シーズン「チェンジ」とか「チャレンジ」というテーマでチーム作りを行ってくれれば…という記事を書いたと記憶しているのだが、今シーズンは真中新監督によって今までのヤクルトに足りなかった積極的な野球が見られるのではないかと期待している。良いスローガンだと思う。


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