帝京大がNECを破る。

ラグビーの日本選手権は8日、東京・秩父宮ラグビー場などで1回戦4試合が行われ、大学選手権6連覇中の帝京大が、NECを31―25で破る大金星を挙げた。大学チームによるトップリーグチームからの白星は、06年2月に早大がトヨタ自動車を28―24で破って以来の快挙となった。(スポニチアネックス引用)

今日はラグビーの話題を少しだけ。大学選手権6連覇中の帝京大学がトップリーグ所属のNEC相手に見事な戦いぶりを見せてくれた。生徒の入れ替えがある大学スポーツ界で6連覇という記録自体物凄いことなのだが、ついにトップリーグのチームを破って見せた。06年の清宮監督率いる早稲田大学も強いチームだったが、今年の帝京大学もそれに勝るとも劣らない素晴らしいチームである。

今日のゲームはテレビでフルに観戦できたのだが、やはりフィジカルの強さではトップリーグのNECの方が上回っている印象を受けた。帝京大学はマイボールラインアウトでボールをキープできなかったりターンオーバーを許してしまったりする場面もあったのだが、それでも簡単にNECにトライを奪われないような素晴らしいディフェンスを見せてくれた(ブレイクダウンでほぼ互角に戦えていたのが大きかったか?)。ラグビーには詳しくないのだが、近年の学生対トップリーグの対戦で繰り返されてきたワンサイドゲームとはならなかった(近年と言ってもここ25年くらいの話しだが…)。

私は、小学生や中学生の頃辺りまではテレビでラグビー観戦をする機会が多かったのだが、正直最近は興味が薄れてきており、ラグビーをテレビ観戦する機会は激減してきていた(地上波でのラグビー中継自体が激減した影響も大きかったと思うが…)。正直今シーズンのゲームもフルで観戦したのは今日が初めてである。それでも今年の帝京大学は、これまでの5連覇を果たしてきた各年代と比べても実力が頭一つ抜け出ているのでは?という評価もあり、ひょっとするとトップリーグ相手に金星をあげる可能性もあるのではないか?と期待していた。その期待に応える素晴らしいゲームだった。正直前半終了前にNECのニリ・ラトゥが10分間退場した時間帯に帝京大学が点差を広げられなかった段階で金星は厳しくなったかな?と感じたのだが、ところがどっこい後半は前半以上に帝京大学ペースで試合が進み、NECにリードを奪われることなく終盤まで粘って見せた。そして後半35分の流の裏へのキックを尾崎が押さえトライを奪ったことで勝利を一気に手繰り寄せてみせた。最後はトップリーグの意地を見せるNECを反撃を抑えきり、31-25で勝利して見せた。

選手交代を多用してもチームの質が落ちない選手層の厚さや、選手個々のスタミナと能力の高さに驚かされた。次戦の東芝戦は流石に厳しい戦いが予想されるがそれでも楽しみな試合である。今シーズンのトップリーグ10位とは言え、名門のNECを破った実力は本物である。こんなチームを作り上げた岩出監督という人物がどんな監督なのかちょっと調べたくなってきた。

P.S 雨でぬかるんだ秩父宮ラグビー場の雰囲気も80年代後半や90年代にあった荒れたピッチを思わせ、何とも懐かしい気持ちに浸りながらテレビ観戦することが出来た。スポーツ観戦好きにはたまらないゲームとなった。
過去記事→「秋冬のスポーツ観戦の思い出

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