エース小川！4番雄平！

ヤクルト４－２楽天（オープン戦）

小川は順調な仕上がりを見せれば、打線は少ないヒットで4点を奪ってみせた。4番雄平の3ランホームランが効いた形だが、この点の獲り方が出来るのも今シーズンのヤクルト打線である。効果的な一発だった。

小川に関しては、開幕投手に向けて順調な仕上がりである。前回の巨人戦では2イニングのみの登板だったが、今日は5回を投げて被安打3与四死球１の無失点とイニングを伸ばしても結果を残してみせた。安定感抜群である。左脇腹を痛めたこともあり、投球フォームが微妙に狂ってしまうのではないか？と心配したのだが、流石小川である。問題ないようだ。ストレートだけでなく、変化球の精度も前回より良かったのではないだろうか？
開幕戦は完全アウェーの中での広島戦である。相手の先発はセリーグを代表するエース前田健太である。この厳しい環境を跳ね返せる投手は小川しかいないと思う。追い風が吹きまくっている広島相手に真っ向から勝負してもらいたい。ヤクルトファンとしては、３月２７日に「マツダスタジアム」が静まり返る瞬間が見たいものである。小川の快投に期待したい！

その他の投手では児山、山本が１イニングを無安打無失点に抑えてみせた。ここまで好投を続けてきた徳山は２回を被安打５与四死球１の２失点と今日は打ち込まれてしまった。こんな日もあるだろう。リリーフとしての調整法を自分なりに見つけて行ってもらいたい。今日だけで判断されることはないだろう。今後の登板で結果を残したい。

野手陣では４番の雄平が３ランホームランを放ってみせた。楽天レイの高めのストレートを豪快に引っ叩きライトスタンドに叩き込んでみせた。非常に力強いバッティングだった。開幕時にバレンティンだけでなくミレッジも先発メンバーとして出場できるか分からない状態なだけに４番雄平のバットにかかる期待は大きい。山田の調子がこのまま上がってこなければいくら強力打線と言えども今日のような展開も増えてくる可能性がある。そうなると中軸を任される雄平や畠山の活躍は欠かせない。是非シーズンが開幕しても今日のような力強いバッティングを見せてもらいたい。

またオープン戦に入ってから打撃好調の藤井は２番レフトで出場し、今日も２安打１盗塁と結果を残した。外野手としての守備を無難にこなせるようなら開幕１軍どころか開幕スタメンということもあり得るだろうか？とにかく結果を残し続けたい。これだけ結果を残せばオープン戦でのチャンスは増えてくるだろう。

P.S　楽天の松井裕は、今シーズンはリリーフ起用からのスタートが検討されているようだが、これは面白いかもしれない。短いイニングの方が粗が目立たないかもしれない。今日も９回に登板し、今浪、荒木、山田と違うタイプの打者相手に三者連続三振を奪ってみせた。
ヤクルトの児山同様まだ高卒２年目だけに首脳陣もコンディショニングには十分気を付けてほしい。松井裕の場合は児山に比べてリリーフ適正が高いタイプの投手だと感じている。


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