ヤクルト1-5日本ハム(オープン戦)
オープン戦最終戦はすっきりしないゲームとなったが、投手も野手も主力組はそれなりに仕上がった中で開幕を迎えられるのではないだろうか?個人的にキャンプ、オープン戦の点数を付けるとしたら70点である。「それなり」の状態で開幕できることは良かったのではないだろうか?
前回登板時に右すねに打球が直撃し、そのまま降板となった杉浦の状態は心配されていたのだが、予定通り今日の試合で先発し、5回を被安打5(被本塁打2)与四死球3の4失点という数字が残った。数字だけを追えば決して良い結果とは言えないが、ボール自体はまずまずだったのではないだろうか?5回で89球と言う球数は少し多過ぎるが、それでも開幕前にこれだけ投げられたことをプラスに捉えて良いと思う。本人の試合後のコメント中で「スライダーが抜けていた。クイックもタイミングが合っていない。」という言葉があったようだが、自己分析がしっかりできているように感じる。開幕3戦目で対戦する黒田はここまで隙のない投球を見せてくれているが、杉浦も黒田に対抗できるだけの投球を見せてくれると信じている。
リリーフ陣も古野が失点してしまったが、その後の中澤、オンドルセク、徳山、バーネットがしっかり無失点で投げ切れたことは収穫だと思う。
中澤はランナーが残る中で左バッター2人と相対する場面での登板と言うことで明らかにシーズン中にもあり得るシチュエーションでの登板となったが、中島に送られた後の西川をしっかり抑え、自分の役割を果たしてくれた。
オンドルセク、徳山、バーネットも開幕を控えた中で徐々に調子を上げてきているように感じる。最後のオープン戦を無失点で締めくくれたことで気分よく開幕を迎えられるのではないだろうか?
他球団に比べて強力なリリーフ陣とは言えないが、昨シーズンより多少は層が厚くなっているように感じる。
野手陣も打率だけ追ってしまうとそんなに良い数字は残っていないのだが、昨日の記事でも書いたようにバレンティン以外はしっかり開幕に顔を揃えることが出来そうである。まずはそれだけで十分だと思う。特にキャンプ前は不安の大きかったミレッジが打撃に関しては、本調子に近い形まで戻してくれたことはプラスに捉えたい。バレンティンと言う大砲を欠くことで戦力ダウンは否めないが、それでも長打力のあるミレッジをスタメンで起用できることからバレンティン不在を多少は補える状況なのではないだろうか?バレンティン、ミレッジ2人とも欠くことになれば打線の迫力は大幅ダウンしていたことが考えられる。開幕からミレッジを起用できることはチームにとって大きいことだと思う。
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コメント
球場で観たところ杉浦はそれほど心配ないように思えます。調子が悪くて低めのストライクに入らないスライダーをわざと多用しているように感じましたし。
打線もファーストストライクから振っていくという課題があったんではないかと予想しています。斎藤佑樹はじめ日ハム投手は投球練習からワンバウンドや暴投が結構あって選ぼうと思えばもっとフォアボールを狙えたんじゃないかと。
今年初観戦でしたが日ハムよりもヤクルトの方が意識の高い試合をしていたんじゃないでしょうか。大引畠山のファインプレイといった目立つプレイだけでなく内外野でコミュニケーションや守備位置確認を細かく行っていました。川端はバントに対するチャージは軽やかでしたし、投手への声かけもよく行っていて上手くなる予感をみせます。投手もしつこいくらい牽制を繰り返しているのも牽制暴投減への課題に対する練習のように見えます。
ただ外野がやはり危ういですね。ミスプレイは無かったものの日ハムは常に走塁に積極的でガンガン進塁されてしまいました。
正直、最大の不安は試合後の出陣式ですね。いくら負けた後とはいえ空気が暗過ぎます。キャンプ後の真中監督をはじめとしたバカみたいに明るい空気はどこにいってしまったんでしょう。まるで万年弱小チームのようです。
特に山田はちょっと体調が悪いのか精神的なものなのか様子が良くなかった感じです。リフレッシュが必要なのではないでしょうか。
> saboさんへ
神宮で観戦したのですね。詳細なコメントありがとうございます。
杉浦や野手陣の状態は決して悪くなさそうですね。
出陣式はあまり雰囲気が良くなかったのですかね?
出陣式はその日活躍した選手が出ていたなら(雄平とか)もうちょっと楽しげだったかもですね。ゲストがさだまさしさんだったこともあってちょっと厳か過ぎました(笑)
ただ石川はさすがのベテランといった余裕で、トークでも石山を引っ張っていました(同郷だそうです)。
まあ一番盛り上がったのはつば九郎でしたが(笑)
> saboさんへ
そうでしたか。ゲストでさだまさしさんも来ていたのですね!
石川、石山は秋田県出身ですよね。つば九郎は流石の貫録ですね。